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製油所の精製工程

製油所における精製工程では、主なものとして、蒸留、脱硫、分解、改質といった工程があります。蒸留は一次処理とも言い、原油を加熱炉で350℃以上に熱し常圧蒸留塔の中に吹き込み、沸点の違いを利用して、原油からLPガス、ナフサ、灯油、軽油、重油などの留分に粗分けして取り出す工程です。

その後の脱硫、分解、改質等の工程は二次処理とも言い、脱硫は、各留分から硫黄分を取り除く工程です。これによりガソリンと軽油はサルファーフリー(硫黄分10ppm以下)の製品を供給しています。

分解は、蒸留工程で出てきた炭素数の多い重油を、炭素数の少ない製品に作り替える工程です。これにより、重油留分がガソリンや灯軽油などの基材に作り替えられます。
改質は、ナフサ留分をガソリン燃料として使えるようにオクタン価を高める工程になります。

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