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2021年度潤滑油需要見通しについて

  石油連盟

石油連盟 調査・流通業務部では、2021年度の潤滑油の需要見通しを以下のとおり取りまとめた。

1. 潤滑油計

2021年度見通しは、自動車用、舶用、工業用ともに前年度の新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)拡大に伴う大幅な需要減少からの回復が見込まれることから、潤滑油全体で1,533千kl(前年度比7.2%増)と想定した。

2. 用途別需要

(1) 自動車用

2021年度は、新型コロナの影響を受けて減少した前年度からの需要回復があるものの、世界的な半導体不足の影響などもあり、2019年度の水準までは回復せず、人口減などの構造的要因等を背景に自動車用需要としては577千kl(前年度比1.8%増)と想定した。

(2) 舶用

2021年度は、新造船竣工量は引き続き減少する見込みである一方、内航船舶輸送量については、新型コロナによって需要が減少した前年度から生産活動の回復などを背景とした持ち直しの動きを見込んでいる。舶用需要としては83千kl(前年度比5.1%増)と想定した。

(3) 工業用*1

2021年度は、新型コロナによって停滞した生産活動の回復が国内外で見られることから、873千kl(前年度比11.4%増)と想定した。

2021年度潤滑油需要見通し

単位:千kl、カッコ内は前年度比増減(%)

2019年度実績 2020年度実績 2021年度見通し
自動車用 585(-1.2) 567(-3.1) 577(+1.8)
舶用 83(-3.5) 79(-4.8) 83(+5.1)
工業用*1 880(-3.4) 784(-10.9) 873(+11.4)
潤滑油計 1,548(-3.0) 1,430(-8.0) 1,533(+7.2)

※2019年度、2020年度潤滑油計については資源・エネルギー統計年報より引用
*1.工業用は、電気絶縁用を含む。(2013年度より)


以上

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