石油連盟からのお知らせ プレスリリース・トピックス

プレスリリース

2019年06月17日

各位

石油連盟

自動車用ガソリンエンジンオイルの品質規格「GLV-1」の設定について

(一社)日本自動車工業会(以下、自工会)と石油連盟は、低粘度省燃費のガソリンエンジンオイルの品質規格「GLV-1」を新たに設定する。本規格は粘度分類規格(SAE J300注1 )0W-8, 0W-12を対象とし、低粘度で省燃費性に優れ、かつ摩耗防止性、高温酸化安定性、低温スラッジ防止性等はILSAC注2 GF-5/API注3 SN規格と同等以上の性能を有する規格として、(公社)自動車技術会(以下、自技会)よりJASO注4 M 364:2019 自動車用ガソリン機関潤滑油として発行された。

この規格制定にともない、自工会、石油連盟等で構成するJASOエンジン油規格普及促進協議会注5は、同規格の運用マニュアル「自動車用ガソリン機関潤滑油規格(JASO M 364:2019)の運用マニュアル」を制定した。
これにより販売元は協議会に届け出ることによって、性能分類表示に関する自己認証制度を利用できるようになる。本規格に適合するエンジンオイルは2019年10月からの市場導入を予定しており、エンジンオイル販売元はオイル缶等に「GLV-1」の種類表示をすることができる(図参照)。JASO M 364:2019運用マニュアル本文は、(一社)潤滑油協会のホームページ(http://www.jalos.or.jp/index.html)に掲載する。


「GLV-1」の種類表示

「GLV-1」規格化の経緯
日本国内ではグローバルな自動車用ガソリンエンジンオイルの規格であるILSAC規格及びAPI規格に適合したエンジンオイルが広く普及している。しかし、既存の燃費試験法では、SAE 0W-12以下の低粘度エンジンオイルの評価が難しく、自工会や石油連盟に属する多くの企業から、新たな規格の制定要望が出されていた。
このため、2017年4月、自工会と石油連盟合同のエンジンオイル小委員会の傘下にJASO次世代ガソリンエンジン油タスクフォースが発足。SAE 0W-8, 0W-12を対象とした低粘度ガソリンエンジンオイルの燃費試験方法の開発を開始した。2019年3月にトヨタ自動車製エンジン(2ZR-FXE)を用いたファイアリング燃費試験方法(JASO M 366:2019)、日産自動車製エンジン(MR20DD)を用いたモータリング燃費試験方法(JASO M 365:2019)が制定された。さらに、これら燃費試験方法による省燃費性、高温酸化安定性、低温動弁系摩耗防止性及び低温スラッジ防止性などを規定したSAE 0W-8, 0W-12を対象としたガソリンエンジンオイルの品質規格(JASO M 364:2019)が制定された。

注1:SAE J300:Society of Automotive Engineers Internationalにより定められたエンジンオイル粘度分類規格
注2:ILSAC:International Lubricant Specification Advisory Committee 国際潤滑油規格諮問委員会:日米自動車工業会に所属する会社が定める自動車用エンジンオイル規格
注3:API:American Petroleum Institute 米国石油協会
注4:JASO:Japan Automobile Standard Organization 日本自動車規格:自技会が定める自動車規格
注5:JASOエンジン油規格普及促進協議会: 日本の自動車用エンジンオイルにかかわる各種業界団体および学術団体等が、JASOエンジンオイル規格の国内外での適正な普及を図るために設立した協議体

お問い合せ先 石油連盟 技術環境部 燃料技術グループ
Tel:03-5218-2302 / Fax:03-5218-2320


ページトップへ