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石油連盟ホームページアンケート調査結果について (2016年度第2回「省エネルギー」)

  石油連盟

石油連盟ホームページアンケート調査は、2月が省エネ月間であることから、例年「省エネルギー」をテーマに実施しております。今回(2016年度第2回)も2017年2月1日から3月1日にかけて実施しました。回答者数は9,805名(前回7,674名)と前年同期に実施したときよりも28%増となりました。回答者を年代別で見ると、10代が5%、20代が20%、30代が28%、40代が23%、50代が13%、60代が9%、70代以上が2%となり、概ね前年と同様の年代構成になっています。男女別比率については、男性が38%(前回43%)、女性が62%(前回57%)と女性の比率が高まりました。さらに年代別では10代から30代までは女性回答者の比率が高く、40代以上は逆に男性の回答者の比率が高く、年代が上がるほど男性回答者の比率が高まるというこれまでと同様の傾向が見られました。

今回のアンケートの設問は前回と同じとしました。回答者の数は大幅に増えましたが、年代・性別といった構成比があまり変わらなかった為か、調査結果の比率に大きな変化はありませんでした。
各設問の結果は以下の通りです。

  1. 毎日の生活の中で「省エネルギー」を意識して実践しているかとの問いに対し、「意識して実践している」と回答した方は49%(前回53%)と最も多い回答となりました。また「意識はしているものの実践は伴っていない」と回答した方と合せると89%(前回90%)となり、多くの方が省エネを意識しているという結果になりました。

  2. 「省エネルギー」という言葉のイメージについて複数回答可で質問したところ、前回同様「節約」と回答した方が88%(前回88%)と最も多く、次いで「環境・自然・エコロジー」が59%(前回59%)、以下「工夫・知恵」が44%(前回45%)、「効率化・合理化」が38%(前回39%)、「シンプル・質素」が19%(前回20%)、「技術革新」が17%(前回17%)、「社会貢献」が16%(前回16%)、「未来・次世代」が16%(前回16%)、「我慢・不便」12%(前回12%)という順序となりました。「我慢・不便」は前回同様選択肢として挙げたなかでは最も少なく、省エネルギーを否定的にとらえる方が比較的少ないという傾向がうかがえます。その他の回答では「人間としての成長」という意見もありました。

  3. 「省エネルギー」のために毎日の暮らしの中である程度我慢せざるを得ないのは、「快適な生活」が53%(前回51%)、「便利な生活」が27%(前回29%)、続いて「豊かな生活」が20%(前回20%)となり、前回と同様の傾向になりました。

  4. 現在の便利で快適な生活を多少犠牲にしてでも、「省エネルギー」に努める気持ちの有無についての問いに対しては、「ある」と回答した人が41%(前回43%)、「少しはある」と回答した人を合せると、97%(前回98%)と非常に多くの方が省エネに対して前向きであることがうかがえます。

  5. 「省エネルギー」のために具体的にどのようなことをしているかについて複数回答で伺ったところ、「夏季に冷房をなるべく使用しない、もしくは温度設定を高めにする」が72%(前回74%)、「冬季に暖房をなるべく使用しない、もしくは温度設定を低めにする」が65%(前回68%)と前回同様室温調整に関する対策が最も大きいという結果になりました。次いで「電気機器をこまめに切る、またはコンセントからプラグを抜く」が61%(前回62%)、「クールビズ・ウォームビズ等服装で調整する」が42%(前回46%)、「省エネタイプの(または省エネモードがある)機器を購入するよう心がけている」が41%(前回40%)、「家屋の断熱・放熱効果を上げる工夫をしている」が32%(前回33%)、「短距離での車の移動を控える」が26%(前回29%)、機器の効率を低下させないようこまめに修理・掃除をするが18%(前回19%)という結果となりました。その他には「家族が同じ部屋で過ごす」、「ゴミを減らす」といった回答がありました。

  6. 省エネルギーを実践した結果、どの程度エネルギー使用量を減らすことが出来たかについては、これまでと同様「分からない」が49%(前回45%)と最も多く、省エネを意識し実践しても、定量的に把握することが難しいことがうかがえます。省エネ量を把握できている方の回答では、「5~10%」の省エネ達成が22%(前回25%)と最も多く、次いで「1~5%」が18%(前回17%)、「10~20%」が8%(前回10%)となり、前回と同様の傾向が見られました。なお、年代別で「分からない」と回答している方の比率は10代が59%(前回57%)と最も多く、一方60代が31%(前回31%)、70代以上が35%(前回28%)と高齢者層は低いという前回と同様の傾向になりました。

  7. 省エネルギーの最大の目的については、設問2のイメージと同じく「節約」が志向されている結果、「光熱費等の削減」が61%(前回64%)と最も多く、次いでCO2排出量の削減等による「地球環境問題への貢献」が25%(前回27%)と前回と同様の順序傾向になりました。その他の回答では「健康のため」、「しつけ」といった回答がありました。

  8. 「節電」という言葉にどういうイメージを持っているかについて複数回答可でうかがったところ、日常生活に密接な「電気代の節約」が78%(前回77%)と突出して多く、「電気に特化した省エネ(省エネの選択肢の一つ)」が40%(前回40%)、「地球環境問題への貢献」が32%(前回34%)、「ライフスタイル・意識の見直しの機会」が26%(前回26%)、「電気以外のエネルギー(石油・ガス等)の利用」が10%(前回11%)となりました。また、「節電」を「難しい」ものととらえた方は4%(前回4%)となりました。その他の回答では「心の修行」、「基本的な考え」、「協力・助け合い」といった回答がありました。

  9. 「国全体で省エネルギーを進めるため、重要なことは何か」の問いに対しては、「一人一人の省エネ意識の向上」が58%(前回54%)、「省エネ機器の開発・普及」が15%(前回16%)、「環境教育」が8%(前回8%)、「産業界の省エネ努力」が7%(前回10%)、と、前回調査とほぼ同様の結果となりました。個人・民間レベルの取り組みについて多くの方が重要と認識している一方、「行政の率先した取り組み・補助」は9%(前回11%)となりました。

  10. 石油業界が普及に取り組んでいる高効率石油給湯器「エコフィール」の認知度については、「知っていた」が11%(前回12%)、「名前だけは聞いたことがあった」が43%(前回44%)、「知らなかった」が46%(前回44%)と前回と同じ傾向となりました。

【本件に関する問い合わせ先】
石油連盟 広報室(植松) Tel 03-5218-2305

 

以上

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