2012年12月13日
各位
石油連盟
石油連盟会長コメント
第162回OPEC定例総会終了にあたって
オーストリア・ウィーンで開催されたOPEC定例総会は、前回の総会と同様に、日量3千万バレルの生産水準を遵守することを決定した。
前回6月の総会以降も、中東情勢緊迫による市場不安もあり、原油価格(ドバイ)は7月中旬以降1バレル100ドルから110ドルを挟む展開で推移しており、価格水準は概ね産油国・消費国双方にとって満足できるものとOPEC加盟国は捉えているものと考えられる。
世界的に景気は力強さに乏しく、大幅に価格が上昇する地合いにはないが、他方、不安定な中東情勢が価格を下支えする一因にもなっており、原油価格は当面、現在の1バレル110ドル前後といったレベルで推移するものと考えている。