2006年10月20日
各位
石油連盟
OPEC緊急会合の結果について (会長コメント)
OPECは、10月19日にドーハ(カタール)で開催された緊急会合で、原油の生産量について、現状生産量である2,750万BD(イラクを除く10ヶ国合計)から120万BD 削減し、11月1日より2,630万BDとすることで合意した。
最近の原油価格の下落を懸念したOPECの行動ではあるが、 減産の決定がなされたことにより、原油価格の更なる下落には期待できないものと考えられ、これから冬季の石油需要期に向かう中、原油価格は、現行から強含む可能性もある。
なお、イランの核開発問題等、主要産油国を巡る地政学的リスクは依然として払拭されておらず、これらの動向を引き続き注視する必要がある。