2006年09月12日
各位
石油連盟
第142回OPEC定例総会の結果について(会長コメント)
OPECは、9月11日にウィーン(オーストリア)で開催した第142回定例総会で、現行の生産枠(イラクを除く10ヶ国合計で2,800万BD)を据え置くことで合意した。
今回の生産枠維持に関して、市場は既に織り込み済みで、影響を与えることはほとんどないであろう。
イスラエルのレバノン攻撃や米国アラスカ油田の生産減を背景に史上最高値まで高騰した原油価格であるが、レバノン停戦発効等を受けて、現在は落ち着きを取り戻しつつある。今後暫くは、原油価格は現行の水準で推移するであろう。
しかし、イランの核開発問題、米国におけるハリケーンの動向等、石油市場にとって先行不透明な要因もあり、これらに引き続き注視する必要がある。