2003年03月20日
各位
石油連盟
米・英軍によるイラク攻撃について(会長コメント)
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3月20日、米・英軍によるイラク攻撃が開始された。国連主導による平和的解決を切望していたが、最悪の事態を迎えたことは大変残念である。この戦争が局地的に止まり、一日も早く終結することを期待したい。
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1991年の湾岸戦争時からも明らかなように戦争が限定的なものに止まる限り、まもなく石油の不需要期を迎える等から、原油価格は早期に安定すると予想する。
また、原油市場を安定させるため、必要に応じたIEAによる緊急時対応対策の実施とともに、OPECがイラクからの輸出不足分を緊急増産することを期待したい。 -
わが国は、2003年1月末現在171日分(民備79日分、国備92日分)の石油備蓄があり、石油供給上の心配はない。必要に応じて政府と十分協議しながら、石油の供給に万全を期す所存である。
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石油業界としては、石油の安定供給確保に万全の努力を傾注する所存であるが、消費者の皆様方におかれても、石油を大切に使っていただくようお願いしたい。