審査員特別賞

石油を守ろう

高知県 梼原町立梼原小学校 5年
大西 恋華

 ある日、家族でニュースを見ているとノルウェーのタンカーが攻撃されたというニュースが流れました。「ええ、またガソリンが値上がりするかもしれんね。」と母がつぶやきました。

 なぜ、遠い外国のことなのにこんなことをつぶやいたのかと不思議に思ったので調べてみました。

 日本は国内で使っている石油の九九.七%を外国から輸入しています。そのため、ニュースに出ていた場所は、日本に運ばれてくる石油も通る場所であり、よく海賊が出る場所としても有名な所だったようです。

 私はとてもおどろきました。日本で使われている石油がそんな遠くの危険な場所から運ばれてくるとは想像していなかったからです。

 なので私は、そんな命がけで運ばれてくる石油と私たちの生活がどのようにかかわっているのかがより気になり、調べてみました。

 石油には、「動かす力」「温める力」「原料」の三つの働きがあります。

 私の住んでいる所は、高知県の山間部、四国山地の中にある小さな町です。どこに行くにも車が必要で、学校の登下校もスクールバスを利用しています。また、冬はとても寒く気温が氷点下になることもよくあり、ストーブやヒーターがなくてはならないものになっています。

 これらのことを考えただけでも「動かす力」「温める力」がないと私の生活はできなくなってしまうということがわかります。

 また、高知県ではビニールハウスを利用した野菜作りが盛んで真冬でも色々な野菜や果物が作られています。ビニールは石油を原料にして作られており、ハウス内を温めるための燃料とともに、石油があるおかげで可能な農業と言えます。

 今回のような事件や国際問題で日本に石油が輸入されなくなったらどうなってしまうのでしょうか。

 日本では、一人が一日に五.〇ℓの石油を使っています。昔と比べると少しずつ減ってきてはいますが、それでも世界で四番目の使用量です。それだけ今の私たちの生活は石油によって支えられています。

 しかし、石油は「化石燃料」と言って、限りある資源です。私は、町の図書館に行った時、太陽光発電のモニターに『石油消費削減効果』という文字を見ました。

 町では風力や水力、太陽光などの自然の力を活用して、省エネルギーに取り組んでいます。それは、少しでも石油の消費を少なくし今の便利で豊かな生活を長く続けていくための方法の一つなのではないかと感じました。

 私もこれからは「3R」の考えなどを心がけ、少しでも自然環境を守り、未来へつなげていくことが大切なんだと思いました。

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