審査員特別賞

未来へのかけはし、石油リレー

愛知県 知多市立岡田小学校 6年
竹内 彩心

 「東京二〇二〇、オリンピック・パラリンピックまで、あと約一年。」テレビから、こんな声が聞こえた。日本での、夏季オリンピックの開催は一九六四年以来二回目らしい。

 そこで、ふとテレビ画面に目がいった。そこに映っていたのは、ランナーが火を持って走っている様子。この“火”は、聖火というらしく、走っているランナーは、聖火ランナーというらしい。オリンピックを象徴するもので、大勢の人がリレーでつないだ聖火は、オリンピック開催期間中、ずっと聖火台で燃え続けているのだそうだ。だが、私は疑問に思うことがあった。なぜ、何日にもわたる大規ぼな競技大会中、聖火はずっと燃え続けられるのだろうか。ふつう、火なら風がふいたり、雨がふったりするとすぐに消えてしまうはず。なのになぜ、ずっと燃え続けられるのだろうか。

 色々調べていくと、意外な事実が分かった。ずっと燃え続けられる理由。それは……石油を使っているからだった。聖火には、石油からつくられるLPガスが使われていたのだ。

 「調べてみると、石油って、面白いんだな。」と思い、身近にある色々なものについて、石油が使われているかどうか調べてみた。

 一番身近なものだと、服、ペットボトル、冬によく使う、石油ストーブ。そしてなんと、自動車や飛行機にまで、あらゆるものに石油が使われていた。

 一方で、日本でとれる石油の量は、〇.三%。九九.七%が輸入にたよっているのだ。

 私は、これは大問題だととらえた。なぜなら、石油の消費量が世界で四番目にもかかわらず、私たちはそんなことも知らずに、どんどん石油を使っている。石油は、あと少しでなくなるという話もあるのに。。。私たち人間は、“エコ”についてあまり知らないのかもしれない。

 そもそもエコというのは、おおざっぱに言えば「地球の環境を大切にする。」ということにつながっていくと思う。石油をむだ使いしないために、私たちから出来ること。簡単なことでもいい。まずは、これを読んでいる私やあなたたちから始めていくことが、これから先の未来へ、石油を残すきっかけになると私は思う。

 今思えば、聖火リレーの聖火は、石油でできている。それを次のランナーへ次のランナーへと、ゴールまでつないでいく。聖火=石油なのだから、聖火リレーは、石油リレーとも言えるのかもしれない。そしてその石油を、未来へとつないでいくために、ランナーは走り続けているのかもしれない。

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