優秀作品賞

校歌の中の石油

アラブ首長国連邦 アブダビ日本人学校 5年
橋本 栞

 「平和日本ののびゆくところ さちを分け合う文化と石油」これは、私の通うアブダビ日本人学校の校歌の歌詞だ。今まで行事などのときになにげなく歌っていたが、石油とは何のために使われるのだろう?

 調べてみると石油には主に三つの力があることが分かった。

 まず一つ目は、動かす力だ。私は日本から飛行機でアラブ首長国連邦へやって来た。毎朝スクールバスに乗って学校へ通い、休みの日は父が運転する車で買い物へ出かける。私の誕生日には船便で祖母からプレゼントが届いた。これらの移動手段にも石油は使われている。

 次に二つ目の力。それはあたためる力だ。学校へ持っていくお弁当に入っているミニトマトやキュウリは、石油の力で温度が管理されているハウス栽培で作られたものだ。

 そして三つ目は、原料だ。スーパーには、ペットボトルや洗剤など、石油からできている製品がたくさん並んでいる。家にもたくさんのプラスチック製品がある。

 こんなに石油を使っているのに、日本国内にある油田から一年間で採れる石油の量は、私たちが使う一日分の量しかない。だから日本で使用するほぼ全量を外国から輸入している。私の住んでいるUAEからは全輸入量の約四分の一を占めているそうだ。さらに、二十以上もの国から輸入していることにおどろいた。

 そして、様々な国から石油を運ぶときにはタンカーを使う。そのため、通り道周辺の国々からの協力も欠かせない。

 また、タンカーから石油が流れ出て、海を汚したり、迷惑をかけたりしないようにしなければならない。

 すでに日本では、タンカーに積む石油の量を減らし、壁や底を二重構造にすることにより、石油の流出事故を防いでいるそうだ。

 日本は石油の力によって豊かな生活を送ることができている。たしかに日本には石油を使うため、いろいろな技術がある。だが、それだけでは石油の力を活用することはできない。石油輸出国、オイルロード周辺の国々など世界の国々との友好的な関係が大事だということが分かった。

 これからは、それらのことを心に留めながら校歌を歌っていこう。

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