優秀作品賞

大切な資源である石油

東京都 世田谷区立烏山北小学校 5年
橋本 鈴音

 日本で一日に使う石油の量は、約六十六万キロリットル。一日にこんなに使っていたら石油は無くならないのか。私が思っていた疑問だ。

 調べてみると、残り五十年で石油は無くなっているかもしれないそうだ。それを知り、石油は、限りある資源であるということを強く感じた。石油には、動かす力・暖める力・原料の三つの役割があり、人々の暮らしと社会を支えている。この限りある資源を大切に使わなければいけないと思った。

 石油は、家庭用品・電気製品・自動車・電子機器・おもちゃ・医療などさまざまな分野で使われている。洋服やペットボトルなど、私たちの生活に身近なものは石油からできていると知っていたが、医療に関するものも石油につながっているとは知らなかった。

 先日、妹が頭にケガをした。病院で傷を縫うことになった。お母さんがお医者さんから聞いた話だと、縫うと傷口が早くふさがって治りやすいそうだ。一週間後に病院に行って、抜糸をしてもらった。私は妹に、「早く治って良かったね。」と言った。妹はうれしそうな顔をしていた。

 石油のことを学習していたときに、家庭科で使う裁縫の糸は石油からできていると書いてあったことを思い出した。それなら、妹の傷を縫っていたあの糸も石油からできているのかなと、ふと思い調べてみることにした。

 手術に使われる糸は、昔は動物の腸や絹糸だった。しかし今は、ナイロン糸やポリプロピレン糸といった石油から合成されて作られた素材が使われているそうだ。もし、この糸がなければ妹の傷口はふさがるのに時間がかかり、ばい菌が入って悪化していたかもしれない。その他にも医療の現場では、薬の容器や点滴バッグ、人工の肺など色々なものが石油から作られているということを知った。

 このように、石油は人々を助けたり多くの役に立っていることが分かった。石油という資源のありがたさを感じた。しかし、その石油には限りがあるのだ。だから私たちは、石油を大切に使っていく必要があると考える。そのために私は、ものを使い過ぎてしまわないよう気を付けることに取り組みたい。暮らしの中の小さなことでも、やってみようとする気持ちが資源の無駄づかいを防ぐことにつながるのだと思う。一人一人が意識をしたら、石油は残り五十年ではなく六十年、七十年と増えていくかもしれない。資源は限りあるものだということを忘れずに生活することが大事であり、それが石油を守っていくことなのだろう。

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