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石油連盟会長コメント 第170回OPEC臨時総会終了にあたって

  石油連盟

OPECは、9月28日、アルジェリア・アルジェで開催された非公式会合を急遽臨時総会とし、加盟国14か国の生産水準を、開始時期や各国の生産水準については未定であるが、1日あたり3,250~3,300万バレルとする方向性で合意した。

今回の合意において、OPECは、足元の供給過剰・高在庫による油価の低迷の継続、およびそれに伴う開発投資の更なる減退・将来的な供給不安を懸念し、需給バランスの早期適正化・市場の安定を目指したものである。

またOPECは今後、非OPEC諸国と一層の連携を進めていくとしている。

今回の合意は、市場の想定を超えたものともいえるが、低油価に対するOPECの危機感の表れではないかと考えられる。生産水準などの詳細は次回総会までの協議事項であり、米国などの生産動向も踏まえて、実際に需給バランスが早期に適正化されるか、見極めていく必要がある。

今後の原油価格は、次回総会に向けた各国の思惑などに敏感に反応し、当面は、比較的荒い値動きが続くと考えられるが、基調としては、従来通り上昇傾向と考えられる。


以上

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