石油連盟からのお知らせ プレスリリース・トピックス

プレスリリース

2006年12月20日

各位

石油連盟

バイオマス燃料供給有限責任事業組合・設立趣意書

最近の世界経済社会を巡る状況を見ると、21世紀に入り石油を始めとしたエネルギー資源の需要増加とこれに対する供給不足など資源制約に対する懸念の高まり、地球温暖化など環境問題の顕在化、エネルギー価格の急激な上昇などの構造変化が顕著に現れ、これによる経済成長の鈍化や社会不安の増大等が懸念されている。

世界に冠たる経済大国であるわが国は、このようなエネルギー資源の供給制約等の諸課題に対して、リーダーシップを発揮し、「環境と経済の両立」を目指し技術革新等を通じて果敢に取り組んでいくことが求められている。わが国石油業界も社会の主要な構成員の一員として、かつ、石油等のエネルギー資源の供給者として、その重責を果たすことが重要となっている。このような問題意識の下、石油業界は、社会環境に調和しつつ、エネルギー資源の多様化、環境負荷の低減、循環型社会の転換等の社会的要請に貢献することを目的に、植物等を原料としたバイオエタノールを石油系ガスと合成し、バイオETBE(エチルターシャリーブチルエーテル)としてガソリンに混合して利用していくことを決定した。

バイオエタノールに代表される植物等を原料としたバイオマス燃料は生育過程で大気中のCO2を取り込むため、これを燃焼させても、全体として大気中のCO2を増加させないという優れた環境特性を有しているが、一方でエネルギーとして求められている供給安定性、経済性の点でバイオマス燃料が原料を農作物などの植物等に依存しているため、生産量が少ない、生産性が低い、生産が不安定であるなど今後解決しなければならない課題を抱えている。これらの課題を克服するためには、将来の技術開発等の進展が期待されるが、その一つの方策として、供給に支障を来たさない一定の範囲で石油精製・元売会社が共同してバイオエタノール、バイオETBEを輸入・調達し、バイオETBEをガソリンに混合して供給することによって、国民経済的な観点から供給安定性の確保、供給コストの削減等を達成することが可能となるものである。

このような状況を踏まえ、わが国石油精製・元売会社は、ここに協同して、「バイオマス燃料供給有限責任事業組合」を設立し、組合員間の公平と運営の透明性を確保しつつ、バイオマス燃料の安定的かつ効率的な調達を目指すこととした。


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