石油連盟からのお知らせ プレスリリース・トピックス

プレスリリース

2002年12月13日

各位

石油連盟

OPEC総会の結果について(会長コメント)

  1. 12日、ウィーンで開催されたOPEC(石油輸出国機機構)の第122回臨時総会は、来年第1四半期におけるOPEC10ヶ国の生産上限を、130万B/D引き上げ2,300万B/Dとし、これを厳守することを決議して閉会した。
    世界石油市場は余剰状態にあると言われているものの、OPEC内に生産上限の引き上げを求める国が多く、OPECとしては、これら加盟国の要望を受け入れ る一方、新生産上限の遵守率を高めることにより、実質的な減産を確保し、原油価格をOPECの目標価格帯(22~28$/B)に納めることを意図したもの と思われる。

  2. これにより、ベネズエラのゼネストの影響もあり、WTI価格は28$/Bを超えた。今後、原油価格が一時的に弱含むことはあっても、米国の低在庫、また現在需要期でもあり、概ね、OPECの意図する範囲内で推移するものと思われる。

  3. しかしながら、緊迫化した中東情勢、ベネズエラにおける政治的混乱等から、市場の先行きは不透明である。イラクの報告に少しでも瑕疵が発見され、イラク攻撃が行われれば、原油価格が一時的に急騰することも考えられる。
    このような場合には、OPECが大幅に増産する一方、IEA等が緊急時対策に動く等、万全な市場安定化対策の実施を期待したい。

  4. 原油価格の急騰は、我が国経済はもちろん、低迷する世界経済に甚大な悪影響を与えることになる。
    原油価格は中長期的には産油国・消費国双方が許容できる経済的に合理性のある水準、例えば20$/B程度で安定することが望ましい。


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