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資源・燃料分科会 杉森会長発言要旨

  石油連盟

4月23日に「総合資源エネルギー調査会 資源・燃料分科会」が開催され、報告書案に関して杉森会長から以下の4点について意見を述べたのでお知らせ致します。

1.石油の安定供給確保について

○2050年カーボンニュートラルに向けても、石油は、平時・緊急時を問わず、今後とも活用していく重要なエネルギー源であり、官民挙げて、石油の危機対応力を高めることが重要である。

○そのためには、自主開発の推進、現行備蓄水準の維持とともに、アジアを含めたレジリエンス強化に取り組むことが重要である。

2.石油業界のカーボンニュートラルビジョンについて

○これまで培ったアセット、人材、産業界のネットワークを生かして、事業活動に伴うCO2排出の実質ゼロ、カーボンニュートラルを目指すとともに、スコープ3についても、自動車・航空・船舶分野において、次世代バイオ、CO2フリー水素、CO2と水素の合成燃料などの実用化に挑戦していく。

○政府におかれては、こうした技術の開発・社会実装に向けて、2兆円基金の拡充など更に大胆な支援策を継続的に講じていただきたい。

3.次世代バイオ、CO2フリー水素などの資源確保について

○今後の上流開発の対象に、石油等の化石燃料に加えて、バイオマスや水素にも拡大することをお願いしたい。

4.2030年のGHG削減目標46%について

○気候変動対策とエネルギー政策は表裏一体であり、GHG削減目標の見直しにあたっては、「S+3E」を前提に、エネルギーミックスと整合した検討が不可欠であると考えている。


以上

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