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調べてみよう石油の活躍

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審査員特別賞

審査員特別賞

そのレジ袋、必要ですか?そのレジ袋、必要ですか?

タイ 泰日協会学校 シラチャ校 4年

島田 淳生

タイ 泰日協会学校 シラチャ校 4年

島田 淳生

  これは夏休みに母と買い物に行った時の出来事です。いまタイで暮らしているぼくたちは、ふだんは手に入らないおかしや調味料でいっぱいになったカートを押してレジまで進みました。
「しまった。エコバッグを忘れちゃった。」
と言って母があわてていました。
「エコバッグって、何。」
「買った物を入れるための袋のこと。最近はレジの袋は有料なの。レジ袋を買うなんて、何だかもったいないね。タイのスーパーでは何枚でもくれるのにね。」
と言いながら、母は一枚五円のレジ袋を二枚買って買い物をすませました。家に帰るとそのレジ袋はごみ袋になりました。

  いつもは買い物のときに当たり前のようにもらうレジ袋ですが、これを一枚作るために使われる石油は約二十ミリリットル。日本で一年間にポリ袋の原料となる石油は、二リットルのペットボトルで三十億本以上になるのだそうです。丈夫なので何かと重宝されるポリ袋ですが、くさらないので土に還ることはありません。そのために「永遠のごみ」になってしまうのです。日本では「容器包装リサイクル法」という法律ができて、これをきっかけにスーパーではレジ袋の有料化が進められてきました。この法律はレジ袋の原料である石油資源の保護と、使用後にはごみとなって捨てられる大量のレジ袋を減らすために作られました。僕が買い物をしたスーパーでは、買い物に来るほとんどのお客さんが自分のエコバッグを持って来ているようでした。さらに、日本ではごみの分別も細かくてタイとはずいぶん違うと感じました。今のタイの住まいでは、ごみを分別する必要がないので、ごみを分けて捨てる事が僕には少し難しく感じます。でも、ごみを分別することでリサイクルが可能になり、ごみとなったペットボトルなどが違うものに生まれ変わる事を知りました。原料の石油にたよらない製品づくりが可能になってきました。

  母に聞くと、ひと昔前の日本はいまのタイの状況に似ているそうです。街中にはポイ捨てされたごみが転がって、川は汚れています。ごみを分別したり、資源を大切にしようという人々の意識は低いように感じます。今年六月、タイ南部のソンクラー県で死んだクジラのお腹の中から大量のポリ袋が発見されたというニュースがありました。ポリ袋は海の生物にとっても悪い影響を与えているのです。タイでは屋台で買った食べ物をポリ袋に入れて持ち帰る習慣がありますが、このニュースをきっかけに「レジ袋有料化」などの対策が議論されるようになったそうです。ぼくは今回、この課題に取り組むことでたくさんの「環境問題」があることを知りました。レジでもらうポリ袋、ストローなど、本当に必要かどうかよく考えてもらおうと思います。

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