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調べてみよう石油の活躍

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優秀作品賞

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石油連盟広報委員長賞

みんなでのばそう、石油の寿命みんなでのばそう、石油の寿命

東京都 国立学園小学校 4年

綾部 崇伸

東京都 国立学園小学校 4年

綾部 崇伸

  一面に広がるのどかな沖縄のサトウキビ畑。

  昨年、黒糖作りの体験で、鍬や鎌を使った作業を教えてくれたおじさんが、ペットボトルの水を僕に差し出しながら、

  「実は、このペットボトルには、サトウキビが使われているんだよ。想像できるか?」と、教えてくれた。僕はそれまでプラスチックは全て石油から作られると思っていたので、その時はおじさんの話がよく分からなかった。

  あれから一年、石油というエネルギー資源は限りがあり大変貴重で、太古の昔の生物が姿を変えた地球への置き土産であるということを僕は初めて学んだ。何億年もの時間をかけて、生物の死がいなどが堆積し地熱や土砂の重みで分解され、ようやく液状の石油が誕生する。一方、人類が本格的に石油を利用し始めるようになって、明治時代からまだ二百年も経っていないのに、身の回りのプラスチック製品、せん維、燃料、あらゆるものを石油に頼っている。なんと予測では、あと五十年で石油がなくなってしまうかもしれないのだ。それだけを聞くと、人類が存続できるのか、とても心配になる。でも、実は、四十年前にもあと五十年位で石油を使い切ってしまうかもしれないという予測があったことも本を読んで知った。四十年前の予測が間違っていたわけではない。その後、石油の有効な使い方、新たな油田の開発方法などが研究された結果、石油の寿命、つまり地球の寿命がのびたということにすぎないのだ。そして、油田開発をめぐっては、世界中で争いが絶えないそうだ。貴重な資源をめぐって色々な利害がからみ合うのは、少し悲しい。

  だからこそ、貴重な石油を大切に平和的に使うため、再生可能エネルギーの研究も進み、太陽光や風力など自然界の力を利用したり、生産することで繰り返し使えるバイオマス燃料などが開発されたのだ。サトウキビもバイオマス燃料の一つで、ペットボトルの原料にもなっているというあの時サトウキビ畑で聞いた話にようやくたどりついた。ただ、バイオマス燃料も良い点ばかりではない。食料のこく物をバイオマス燃料として使用すると、こく物の値段が上がり、今度は食糧危機につながる問題もあるのだ。

  欠点のないエネルギー資源はないだろう。石油も二酸化炭素を排出し温暖化の原因になる面もあるが、色々な製品に加工できるだけでなく、災害時には持ち運べる石油由来の軽油や重油を使った発電機が役立っている。

  エネルギー資源の長所をそれぞれ生かして、石油の寿命をのばせれば、次の五十年後にも地球上の石油をあと五十年分残すことができるだろう。石油の節約のために今の僕ができることは、豊かな生活に甘えず、リサイクルやリユースで物を大切にすることだ。でも、いつか僕はエネルギー資源の技術開発に貢献できるようになりたいと思う。

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