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調べてみよう石油の活躍

調べてみよう石油の活躍

審査員特別賞

審査員特別賞

石油が私にくれる物石油が私にくれる物

埼玉県 川口市立幸町小学校 6年

ウォルシュ 雲那

埼玉県 川口市立幸町小学校 6年

ウォルシュ 雲那

「ガッシャーン、ガタガタ」「ピーピーピー」教室の窓の外に見えるのは、校庭ではなく、工事のクレーンやトラックばかりです。
「石油でこんな音が出せるんだなー。」
休み時間、窓を開けて校舎の建て替え工事を見ていた時、機械や車を動かしているのが石油だということに気づいてそう思いました。多くの方が被災された五年半前の東日本大震災のあと、私たちが安全に学校生活を送れるようにと、私の学校では、校舎の建て替えがされることになったのです。私はあの日のことをよく覚えています。まだ、学校にも入学していなかったけれど、兄の参観に母と妹と3人で出かけて行きました。校舎に入ったちょうどその時に突然窓がガタガタと大きな音をたてました。ミシミシという恐ろしい音もしました。母は私と妹の手を引いて、上履きのまま校庭の真ん中まで走りました。そして、今まで経験したこともないような地震で校舎が壊れないかと心配しました。校舎の建て替えが決まると、母はとても安心しました。
「ビューー」
冷たい風が、教室に吹き込みました。
「石油のストーブがいいのに…。」
仮設校舎になる前までは石油ストーブを使っていました。今は工事のため夏でも窓を開けられないことがあるので、エアコンがつけられ、冬の暖房もこれを使っています。エアコンに変わってから私は、体と心で石油ストーブの素晴らしさを改めて感じました。まず、暖かさです。石油ストーブは、下から上に暖かい空気が流れ、かつ、みんなに届きます。石油が熱でみんなを抱きしめているように。そして石油ストーブが私に話し相手をくれていました。ストーブの時期にはクラスメイト達が自然に周りに集まって暖まっていました。いつもにぎわって、いつも話し相手がとなりにいました。特に高学年になってから、学校ではグループが出来ていて、他のグループに入っていくにはなかなか勇気がいります。石油ストーブの周りでは、集まっていたいろいろなクラスメイト達と話せたのです。心も温かくなりました。それを今は恋しく思います。
 私は、石油の力はおどろくほどのことだと思います。人の体を暖めるだけではなく、人の心も暖める力があるからです。人と人をつなげてくれる力もあると思います。そして機械を動かして、いろいろな物を作り、人に安心感を与える力もあるのです。
「後五分で休み時間がおわります。静かに…」
休み時間の終わりを知らせる放送が流れました。私はピシャッと窓を閉めると、席に戻り、算数の授業の準備をしました。
「ピーピーピー」
「ガッシャーン、ガタガタ」
安心を作る石油の音は続きます。

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