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調べてみよう石油の活躍

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優秀作品賞

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石油連盟広報委員長賞

大切な石油と石油ストーブ大切な石油と石油ストーブ

茨城県 筑西市立養蚕小学校 6年

髙﨑 友萌

茨城県 筑西市立養蚕小学校 6年

髙﨑 友萌

「オイルショックを思い出すわ。」
「オイルショック?」
「お母さんが幼稚園児のときなんだけどね、イスラエルとエジプト、シリアなどが戦争をしていたの。その第四次中東戦争が長引いて、OPECが、原油価格を七十パーセントも引き上げるって言い出したのよ。」
「そんなに石油が高くなったら、石油で作られている物全部値上がりしちゃうよね。」
「そうだね。それで、トイレットペーパーが瞬く間に売り切れた。そして、砂糖や醤油、洗剤なども、どんどん売り切れていったの。」
春休みに買い物に行ったときのことだ。四月から消費税が上がるため、多くの人が生活用品をまとめ買いしていた。それで、棚にほとんど品物が無い場所が目立った。帰りにガソリンスタンドの近くを通ると、車の長い列ができていた。私は、東日本大震災を思い出した。あのときも、石油が買えずに大変だった。石油と私たちの暮らしは、切っても切れない関係なのだと、つくづく考えさせられる。

震災の後、私の家では、年に一度物置から出てくる物がある。母が幼いころ使っていた石油ストーブだ。ファンヒーターを買ってきた日、まだまだ働ける石油ストーブは、引退させられ物置に入れられた。それから三十年以上眠り続けていたが、震災のとき大活躍した。その活躍が認められ、年に一度、点検も兼ねて使われるようになったのだ。

電気を消し、家族皆がストーブの周りに集まる。ストーブの上には水を入れたやかん。震災や石油について話をしながら、お湯が沸くのを待つ。ストーブの火は、電灯のように明るくはないけれど、とても優しく温かい。そして、そこで飲むお茶は、いつもよりずっとおいしく感じられる。
「このストーブは、我が家のお守りだね。」
と私が言うと、二人の兄は、神様に願い事をするときのようにストーブに向かって手を合わせた。私も兄をまねして手を合わせる。祖母も父も母も姉も手を合わせた。震災の年に死んだ祖父も、そこにいるような気がした。

私は四人兄弟で、わりと仲が良い方だと思うが、時々激しいけんかをする。そんなとき、母はしばらく様子を見ていて、危険なときやある程度力を出し切ったタイミングで止めに入ってくる。そして、
「よけいなことにエネルギーを使わないで。」と叱る。熱い戦いをしていた私たちは、反省し冷静になると、母の言うとおりだと思う。

戦争が無ければ、オイルショックも起きなかったかもしれない。皆が仲良くしていれば、友好国以外は原油の供給を削減するなんて言われなかっただろう。何より、戦争のために石油を使うなんてむだなことだと思う。

私たちの生活は、石油に支えられている。人々は石油でつながっている。だからこそ石油を大切に平和に使いたいと、私は考える。

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