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調べてみよう石油の活躍

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優秀作品賞

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全国小学校社会科研究協議会会長賞

石油がつなぐ心の輪石油がつなぐ心の輪

埼玉県 川口市立幸町小学校 6年

ウォルシュ 冠

埼玉県 川口市立幸町小学校 6年

ウォルシュ 冠

今年の冬は雪が多かった。二月には全国で記録的な大雪があり、孤立してしまう集落も見られた。そんなニュースを聞いて、外の世界から取り残されてしまった人たちは、どんなに不自由で不安な日々をすごしていることだろうかとぼくは心が痛んだ。

様々な人たちの努力で何日かして孤立が解消された際に、大丈夫か聞かれたおばあさんが
「何ともない。」
と言ったと聞いて、ぼくは驚いた。どうしてだろうかと不思議に思った。

その言葉の理由は、ドラム缶一杯分備ちくしてあった灯油だった。まだたっぷり残っているから後十日孤立しても平気だったそうだ。二〇一一年の大震災でも石油ストーブが重宝したし停電で暗い中その明るさが心にしみたと聞いた。停電も怖くはないし、暖も取れるし、料理もできる。このような強い安心を生み出すのが石油の力なのだと痛感した。

おばあさんは石油のおかげで安心だったけれど、ついに外から人が安否確認に来てくれたとき、実際に人と向き合っての会話は格別だったそうだ。早く孤立を解消してあげようと懸命に努力した人々とそれを実現させるのに必要だった除雪車などの道具。石油は単なる必需品であるだけでなく、人と人とをつなぐ原動力なのだと実感した。

そこまで大雪の影響はなかったぼくの住んでいる地域でも、大きなプラスチック製の雪かき用シャベルや防水ブーツが売り切れたままの店があった。そしてスーパーではパンや納豆など空のままの商品棚が目立っていた。道路が封鎖されて商品の運送ができなくなっていたのだ。今回は雪によって車が動けなかっただけだけれど、もしも石油がなくなったら…とリアルに考えさせられた。商品の運送どころではない。シャベルもブーツも石油を使ってつくられているのだし、工場での製造もできないため、店の棚全て空になってしまうのだろうか。そう考えると石油はぼくたちの生活と切っても切れないものであるとあらためて感じ、今ある石油を大事に使わなければいけないのだと思い出させられた。

間もなく道路も店もまた元通りになり、ぼくは食べ物がなくなるなどの苦しい思いをせずにいつもと変わらない生活ができた。除雪車でかき分けたり、ダンプカーで運び出したり、これも全て石油のおかげ。石油の力に考えが及ばなかった以前のぼくのように、身近すぎてありがたさに気づかない人ももしかしたらいたかもしれないけれど、今回の大雪では多くの人が石油と石油の安定供給に尽くす人たちに感謝したことだろう。ぼくもまた声を大きくして言いたい。「ありがとう!」

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