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調べてみよう石油の活躍

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最優秀作品賞

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文部科学大臣賞 石油連盟会長賞

未来に届け!石油の力未来に届け!石油の力

群馬県 安中市立安中小学校 5年

片山 慎太郎

群馬県 安中市立安中小学校 5年

片山 慎太郎

夏の暑い夕方、父がしていた草かり機の音が急に止まった。それまで、ゲーム機の音もセミの鳴き声も聞こえないほどぶんぶんうるさかったのに。ぼくは「こわれちゃったのかな」と思ってリビングの窓から畑をのぞいて見ると、父がこっちにやってくるところだった。父は窓から顔だけ入れると
「ガソリンが終わっちゃったよ。もう少し草をかっておきたいから買ってくるよ。」
と母に言った。母は
「電気草かり機でやったら。」
といったが、父は
「パワーが全然ちがうんだよ。ガソリンじゃなきゃだめだ。」
と言って、汗だくのまま、ガソリンを買いに行った。「パワーがちがうってどういうことだろう。」ぼくは不思議に思った。電気は自動車を走らせることもできるし、エアコンだって冷蔵庫だって電気が動かしている。草かり機だけ、ガソリンのほうが強いのかな。ぼくは不思議に思って母に聞いてみた。母は
「草かり機だけじゃなくってたいていのものは石油のほうが強いのよ。今ある機械は大体が石油を燃料として作られているから、どうしても石油の方が力強いね。暖房とかもね。」といった。そういえば祖母は暖房はエアコンじゃなくて、いつもファンヒーターを使っている。一体石油にはどんな力があるのだろう。ぼくが知っているのはガソリンと灯油。車や草かり機、ファンヒーターの燃料だ。それからプラスチックの原料。調べてみると火力発電所で電気を作る燃料になったりしていることがわかった。石油から電気ができるなんてびっくりした。道路の材料のアスファルトにもなるそうだ。ぼくが考えているよりたくさんの使い道があった。こんなにたくさん使われている石油なのに、なんとあと五十年と少しでなくなるということだ。石油がなくなったらとても困る。どうしたらいいんだろう。心配になってさらに調べてみると、藻から石油の代わりになる油をつくる研究が進められていることがわかった。ミドリムシは体重のおよそ三割の油をためることができる。その油から自動車や飛行機の燃料やプラスチックの原料を作り出すことができる。藻はせまいプールで大量に増やすことができるが、製品化にとてもお金がかかる。実用化にはまだまだ時間がかかるようだ。でも、あと五十年の内になんとかしなくてはならない。今の僕にできることは資源のむだづかいをしないことリサイクルをすること。そして、未来のために理科をたくさん勉強することだ。

父がまた草かりを始めた。さっきと同じでうるさくて他の音は何にも聞こえない。でも今のぼくにはそのうるさい音が力強いひびきに感じる。あと五十年たっても、百年たっても、石油の力がぼくたちの生活を支えてくれる世界であるようにがんばりたい。

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