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調べてみよう石油の活躍

調べてみよう石油の活躍

審査員特別賞

審査員特別賞

君が休めるまで君が休めるまで

東京都 港区立赤羽小学校 6年

坂田 昌映

東京都 港区立赤羽小学校 6年

坂田 昌映

君が生まれてから、もう何万年、何億年と月日が流れた。そして生まれてからずっと君は私達の生活を支えてくれている。君がいない生活は、考えられない。そう、君の名前は「石油」だ。君にたよってばかりの、私達。そもそも君は、何者なのか。どこで生まれたのだろう。私は君に興味をもった。そこで君について、くわしく調べようと思う。

家に帰ってまず、目に付くのは君だ。君は音を出したり、映像を映したりと、大活躍している。ほかにも意識して見ると、君はたくさんの数だと分かった。いつも着ている私の服や、出かける時に利用する自動車など、君は変身が得意なんだね。

こんな事を考えていると、昼食の時間になった。そこでスーパーに行ってみると、石油製品がいくつもある。ペットボトルや、野菜を包んでいるビニールぶくろなど、スーパーは君達の宝庫だと思った。また店員さんを見ると、ナフサからつくった服を着ていた。もちろん私達も、日常的に着ている。ナフサという物は、シーディーやディーブイディー、コンピューターの部品、プラスチック、合成ゴム、合成せんいを作る時に使う、石油化学製品の原料の事だ。このように君は、私達の生活にあふれている。

君は恐竜と同じ時代の生物がもとになって誕生したのだ。海や湖にいたプランクトンが死に、死がいが海の底に積み重なり、砂やどろでおおわれ、何百年、何千万年という長い年月がたつうちに、地下の圧力や熱によって、君に変化したといわれている。君の生まれた場所は、石油母岩というらしい。君も私達と同じように、母がいると知った。今までは、君の事をあまり知らず、遠い存在だと思っていたが、今はなんだか身近に感じる。

しかし君は日本では住めない。だから君は、世界各地から日本へ旅立って来る。君は、たくさんの人に必要とされているんだ。君の家は、ほとんどが中東だ。旅は長く二十日もかかる。日本に届くと、多くの人に使われ、日本の一日分の石油使用量は、旅に来る時に乗った、タンカー二せき分だ。日本人は、二十日も運ぶのに時間がかかる物を、一日で使いはたしてしまう。タンカーが小さいからだと思う人もいるかもしれないが、タンカーは、新宿のビル街にたてると、ビルよりも大きい位の大きさだ。一日これだけの量を使うと、君はいつか消えてしまう。そう感じた。

世界中の人は君にたよってばかりだ。君が休けいできる時間は、一分、一秒とない。それでは君がつかれてしまう。少しでも君が休めるように私達は、日々努力している。バイオガソリンを使ったり、太陽光発電で生活したりと私達もがんばっているが、君が安心して、ゆっくり休けいが出来るまで、かなり時間がかかると思う。けれど私は、君が休める日が近い気がする。その日まで、よろしくね。

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