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調べてみよう石油の活躍

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優秀作品賞

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石油連盟広報委員長賞

妹の足を守る万能選手妹の足を守る万能選手

東京都 国立学園小学校 5年

齋藤 晃生

東京都 国立学園小学校 5年

齋藤 晃生

ぼくの妹は、未熟児で生まれたため足が弱く、一歳から今年小学二年生まで七年間、両足にひざから下くらいまでの短い下肢装具を付けて生活している。この装具がひざ下をすっぽり包んでくれているおかげで、ふらつくことがなく安心して妹は学校生活を送っている。妹にとってこの装具は、まさに足の一部であり、なくてはならないお守りのような存在である。

この妹のお守りである装具の材料は、三本のベルト以外はすべてプラスチックで出来ている。ぼくは、プラスチックは石油から出来ることを学んだ。ぼくは、他にも障害を持つ人のために体を支えたり、守ったりする装具にはどんなものがあるのか調べることにした。

妹が週に一度通っている区の子供発達センターには、妹の装具を作ってくれる川村義肢の桑名さんが来ているので色々と質問してみた。桑名さんによると、足に付けるものでも太ももまでの長い下肢装具や、腰や首に付ける装具、頭を守る装具、また手首や指にはめて支えるものなどがあるそうだ。桑名さんは、
「プラスチックには強度があり、熱可塑性があるので昔に比べると、微調整や修理がとても楽になったよ。」
と言っていた。ぼくは、熱可塑性とはむずかしい言葉だなぁ~と、思った。熱可塑性をパソコンで調べてみたら、熱を加えれば、また形が変えられるという特性で、例えば、装具のかかとが当たって痛いということであれば、材料に金属を使っていた昔は、持ち帰って分解して時間をかけて作り直していたが、現在ではすぐ温めて数分で調整ができてしまい、時間と労力が大幅に短縮になったらしい。

また、プラスチックは軽いという点で、現在では何十種類ものタイプが出ている車いすも、軽量化が進み、使う人も作る人も断然楽になったそうだ。桑名さんは、「この他にも、体の不自由な人を助けるスプーンや、はぶらしなどの生活サポート用品を入れると、何百種類もの製品に石油は姿を変えている。石油によってこれからも、新しい材料が開発されるのを期待したいが、いつか石油がなくなる日も来るかもしれないので、大切に使っていきたい。」と話してくれた。

もし本当に石油がなくなったら、今のようにぴったり体になじんでくれる装具が作れなくなる。妹をはじめ、装具やサポート用品を必要としている人が大変困ってしまう。油田から石油を取り出す技術がもっと進めば、石油はしばらくは安心して使えるかもしれない。

しかし、体を支える、生活を支える万能エネルギー石油をなんとしても絶対になくしてはいけないと、ぼくは強く心に誓った。妹の足を守る大切な大切な万能選手だから…。

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