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調べてみよう石油の活躍

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最優秀作品賞

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文部科学大臣賞 石油連盟会長賞

新潟と石油のつながりを調べて感じたこと新潟と石油のつながりを調べて感じたこと

新潟県 新潟市立上所小学校 6年

手代木 慶

新潟県 新潟市立上所小学校 6年

手代木 慶

私は東日本大震災の時、福島県いわき市から車で避難する間、給油できそうもないガソリンスタンドの行列を見ながら、家族みんなで石油のなくなるランプサインにはらはらしたことを覚えている。初めて石油のありがたさを実感した出来事だった。父からは、その後もガソリンスタンドに五時間並んで二十リットルをやっとの思いで手に入れたこともあったという話を聞いた。また、震災の時に新潟の人達が福島のガソリン不足解消に尽力してくださったことを新聞で知り、感謝の気持ちでいっぱいになった。現在の私は、自主避難を続けたまま新潟市に住んでいる。新潟出身の母から、新潟は石油が有名であることを聞いたので、夏休みに新潟と石油の関わりのある二か所に行き、取材してみることにした。

一か所目は、新潟県胎内市にある「シンクルトン記念公園」である。道のあちこちからプチプチとあぶくがでて、石油のにおいがする。「天然ガス火気厳禁」の看板があり、火を使ったら危ないのだとすぐにわかった。園内には、日本最古とされる油田があった。昔の人はこれに臭水くそうずと名を付けて使用していたのだそうだ。現在のような技術がない天智天皇の時代、千三百年前に、石油の使い道を知っていたなんて本当にすごいと驚いた。

二か所目は、新潟市秋葉区にある「石油の世界館」である。ここ、旧新津市には、中野貫一という「石油王」と呼ばれた人がいた。資料館のホールには、実物大の銅像が座っていた。作業服のようなものを着た年とった男の人だ。私は中野貫一さんかと思ったが、職員の方に鉱夫さんだと教えていただいた。ここでの主人公は、鉱夫さんなのだと思った。大勢の人たちが掘削の仕事にたずさわっていたのだ。すぐ近くの林にがけの地層がむきだしの場所があり、ななめになった断層の間には黒くなった層があった。よじのぼって鼻をあててみると、確かに石油のにおいがした。私は、プランクトンなどの生き物が長い年月をかけて土の中で石油になっていくことを感じることができた。

さらに、今年の六月十八日に、経済産業省は新潟県佐渡沖で石油と天然ガスの掘削作業を実施すると発表した。埋蔵の可能性が確認されれば国内最大級のものだそうだ。石油は大切な資源だと思う。今後も石油の面から、新潟はますます注目されるにちがいない。

東日本大震災を境に、エネルギーについていろいろな議論がされている。私は、福島で仕事を続ける父と離れ離れの生活を強いられている。だからこそ、私は安全に利用できる石油こそ再検討すべきエネルギーではないかと考える。この取材で、多くの年月と多くの人たちを介してきた石油を大切に使うという気持ちを忘れてはいけないと感じた。改めて、私たちの生活を支えている石油とそれにたずさわる全ての人たちに感謝したいと思う。

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