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調べてみよう石油の活躍

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審査員特別賞

審査員特別賞

ガソリンの品不足から分かったことガソリンの品不足から分かったこと

埼玉県 春日部市立幸松小学校 5年

唐木 映里花

埼玉県 春日部市立幸松小学校 5年

唐木 映里花

電車や車にいつでも乗れる。水道のじゃ口をひねれば水が出る。スイッチを入れれば電気がつく。おいしい物が食べられる。それが当たり前ではないということを、3月11日に起きた大震災が教えてくれました。

その地震により、千葉県市原市にあるコスモ石油千葉製油所では、火災が発生しました。燃え上がる炎に包まれたコンビナート。鎮火するまでに、丸8日もかかったそうです。貯えていた原油から精製した液化ガスを、たくさん失ってしまいました。なかなか消し止められない様子を知る度に、私はいたたまれない気持ちでいっぱいになりました。

なぜなら、洋服やプラスチック、ゴム製品、燃料などの原料が製油所で作られているのだと授業で教わったからです。精製される前の原油を、常圧蒸留装置で沸点のちがいを利用して、石油製品の元となる色々な留分に分けていきます。私たちの生活が、全てこの製油所から始まっているのだと知りました。

「困ったことになったわ。ガソリンの品不足で、給油ができないの。このままでは、車で通勤することができなくなってしまうわ。」
とお母さんが、ため息交じりに言いました。ガソリンのメーターを見ると、あと残り2目盛りしかありません。仕事に3日しか通えないガソリンの量なのだと教えてくれます。

大震災の翌日から、何か変だと思えることが多く見られました。たとえば食料品や生活必じゅ品の買いだめが増え、必要とされる物資が、手に入りにくくなりました。まっ先に届けるべきひ災地でも、暖をとるために必要な灯油や、物資を運ぶために欠かせないガソリンが不足し、ひなん所などで大変な思いをして暮らしている様子を耳にしました。私はひ災地以外の人々が、燃料や食品の買いだめに走るのは、恥ずかしい行いではないかとその時感じました。

私のお母さんはギリギリまでエコ運転を心がけ、ガソリンスタンドに3時間並んで、10リットル程の給油をしてきました。ひ災地の方々に申し訳ないと思うし、復こうに向けてできる限りの協力をしなければと話していました。

日本という国は、色々な石油製品の元となる原油のほとんどを、外国からの輸入にたよっている国です。だからこそ私たちは、石油という限りあるこの資源を、有効に活用していかなければなりません。慎んだ毎日の生活の中でできる、一人一人の小さな取り組みや心がけが、ひ災地を助けたり、限りある資源を大切に長く使うことにつながるからです。

生活を支える石油がないと、身動きが取れないことを十分味わいました。ガソリンの品不足が解消されるまでには、かなりの時間がかかりました。私はこれからも石油を大切に使い、今自分にできることに、精一杯のエネルギーを注いでいきたいです。

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