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優秀作品賞

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全国小学校社会科研究協議会副会長賞

アブダビで考えたぼくの夢アブダビで考えたぼくの夢

U.A.E. アブダビ日本人学校 5年

山本 翔太

U.A.E. アブダビ日本人学校 5年

山本 翔太

「エネルギーの研究をする仕事がしたい。」

これが、現在、アラブ首長国連邦の首都・アブダビに住んでいるぼくの夢だ。

アラブ首長国連邦は、石油から得た富で栄えている。また、石油を通して、日本とも深いつながりがある。財務省の二〇〇七年の統計によると、日本で使われている石油の二十一%が、アラブ首長国連邦で採れたものだそうだ。

アブダビの真夏は、五十度近くになる。しかしどのビルも、建物全体に冷房がよくきいており、とても過ごしやすい。また、街じゅうに緑がいっぱいある。しばふや街路樹の根元にはホースが張りめぐらされており、朝晩に必ず水がまかれている。砂漠の国とは思えない景観を、アブダビはどうして実現することができたのだろうか。

このぼくの疑問は、学校の社会見学で、アブダビの火力発電所を見学したことで、解決することができた。とても広いしき地の中に、大きな発電しせつがたくさんあった。それだけでなく、発電の際に出る熱エネルギーを利用して、海水から水道水もたくさんつくっていることが分かった。火力発電のエネルギー源である石油が、砂漠の国にかいてきな生活をもたらしていることがわかった。

アブダビでのぼく自身の生活も、まちがいなく石油にささえられている。朝、目覚めたぼくは、ガスを使って料理された食事を、電灯のともる冷房のきいた部屋で食べる。食卓の上や冷蔵庫の中には、プラスチック容器に入った食べ物がたくさんある。着ている服も、石油からできている。朝ご飯を食べたら、合成ゴムでできたサッカーボールをもって、バスで学校に登校する。朝のひとときをふり返っただけでも、たくさんの石油を使っていることが分かる。ぼくも石油をたくさん使っている一人である。石油がなくなると、今の生活はできなくなる。

石油を使わない原子力・太陽光・風力などのクリーンエネルギーで、発電することはできる。しかし、石油化学製品は、これらクリーンエネルギーからつくり出すことはできない。石油にしかできないことがまだまだある。

石油がたくさんあるアブダビにおいても、「マスダールシティー」という、クリーンエネルギーだけで生活する町づくりの研究が進められている。原子力発電所をつくる動きもある。このような取り組みが行われているのは、石油に限りがあるからだ。地球温暖化など、環境のことを考えながら、火力発電とクリーンエネルギーをバランス良く活用することが大切なのだと考える。

こんなアブダビで生活するうちに、ぼくは「エネルギーの研究をする仕事につきたい」と思うようになった。地球からの贈り物である「石油」を、次の世代にも効果的に活用してもらうためにできることをしたい。

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