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調べてみよう石油の活躍

調べてみよう石油の活躍

審査員特別賞

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未来からの宿題未来からの宿題

神奈川県湘南白百合学園小学校 6年

野一色 遥花

神奈川県湘南白百合学園小学校 6年

野一色 遥花

昨年度この作文コンクールに参加して以来、石油関連のニュースを目にするとつい見入ってしまうようになった。英国の石油会社による原油流出事故。流出口がコンクリートで完全に塞がれたと、昨日報道されていた。けれども、原油の回収は当分続くことであろう。その難航する原油封じ込めや回収に、日本の石油連盟がオイルフェンスを貸し出しするなどして大きく貢献しているという。

様々な問題を乗り越えて届けられ、我々の生活を豊かにしてくれる石油。枯渇が心配され、代替エネルギーの研究が進み、切実なものとなってきている。日本では家庭での太陽光発電が注目を浴び、発電された電気を電力会社が買い取る制度まで出来上がった。

しかし、その環境に優しい発電方法にも弱点があり、私は今年の正月に身をもって体験することになってしまった。帰省先の父の実家は雪の多い滋賀県米原市にある。その夜、集まった大家族が順番に入浴していったら、私の番でお湯が出なくなった。父に話すと、
「太陽光発電でお湯を沸かしてるんやけど、昨日からずっと雪が降って太陽が出ないからお湯が十分に出来んかったんや。」
と言って、しんしんと降り続ける雪の間を抜けて、母屋の普通のお風呂に入りに行った。では、他に良い方法は無いのだろうか。

調べてみると、「バイオ燃料」という物が研究され、既に一五四十の販売店で取り扱いが始まっているらしい。
バイオ燃料とは、穀物から作られたバイオエタノールと石油系のガスを合成したバイオETBEをガソリンに混ぜて作られた物で、バイオガソリンとも呼ばれる。ガソリンの燃焼により排出される二酸化炭素を、原料である植物が光合成によって吸収するため、地球温暖化抑制につながる。「カーボンニュートラル効果」が認められ、「京都議定書」は、この温室効果ガス排出量を計上不要と定めた。これこそ、未来に続く代替エネルギーではないだろうか。但し、克服すべき課題もある。

環境保護の為にはバイオエタノールの混合割合を増やさなくてはならないが、第一に供給面での不安がある。日本でも海外でも生産が需要に満たなく、輸入で不足分を補うことが出来ない。第二に値段の問題。三割程度高くなり、国の補助金が出ても石油業界もかなりの額を負担することになると言う。第三にバイオ燃料に対応した車両普及の必要性。現在の自動車では火災事故につながる危険性があると言われている。

まだ入り口ではあるが、ここまで学んではっきり分かったこと。それは、環境を守りながら人間が未来に向かって生きていく為に、知恵を絞り協力し解決して行くべき大きな問題が、私達に託されているということだ。
未来に生きる人類から、今を生きる私達への宿題が、私にもようやく見えてきた。

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