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調べてみよう石油の活躍

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優秀作品賞

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全国小学校社会科研究協議会会長賞

石油から考える平和石油から考える平和

神奈川県湘南白百合学園小学校 6年

杉本 希映

神奈川県湘南白百合学園小学校 6年

杉本 希映

今年は石油関連の大きなニュースがいくつかあった。メキシコ湾原油流出事故、日本の原油タンカーがホルムズ海峡で攻撃を受けた事件、油田が背後にある中国との尖閣諸島問題など心配な出来事が続いた。その中でも、原油タンカーが攻撃された事件は、父方の祖父が長年勤めていた会社の船だったので、なんだか人ごとのようには思えなかった。

いつも紳士的でおだやかだった祖父は数年前に他界したが、以前、原油タンカーについて話してくれたことを思い出した。タンカーの写真を私に見せてくれながら、タンカーの全長が東京タワーと同じくらいの長さがあることや原油が積まれていないときのタンカーは船体のバランスを保つためにタンク内に海水を入れて重量を調節する話をわかりやすく説明してくれた。そして私が感心したことは、産油国の港で海水を排出する際に、産油国周辺の魚や貝などの生態系への影響を配慮し、浄化装置などで海水を浄化してから排出して新たに原油を積むということだ。世界中から集まる船によって水質を変えてしまわないように考えられていることに私は驚いた。

今年はサッカーワールドカップで日本チームが大活躍したが、使用されていたボールは、以前は牛や豚などの天然皮革でつくられていたが、二十四年前の大会から、石油でつくられたポリウレタンの人工皮革が採用されるようになったそうだ。ポリウレタンは衝撃吸収性に優れているため、車のエアバッグにも使用されている素材だ。天然素材に比べて安価で弾力性のあるポリウレタン素材のサッカーボールは、世界の子ども達に夢を与えてくれる。また、私達が日頃観ている映画やアニメーションにも石油が深く関わっている。映画フィルムやアニメーションのセル画は、石油が原料のプラスチックからつくられたセルロイドだ。スポーツも映画も人に感動を与えたり笑顔にさせたりする世界共通の文化だと思う。そして、石油を原料にして、プラスチック製品合成繊維、合成ゴムなど、たくさんの製品がつくられている。もし石油という資源がなければ、現代の科学技術も文化もほとんどなくなってしまう。

石油は世界を成長・発展させてきた大きな資源であり、地球の貴重な財産なのだ。石油によってもたらされた科学技術や文化を世界共有の宝物と考えて、広い心で世界中の大人達が子ども達に夢や希望や笑顔を与えてくれる努力をしたならば、戦争や紛争はなくなり、地球人としての明るい未来と平和が築けるのではないかと思う。

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