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調べてみよう石油の活躍

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優秀作品賞

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石油連盟広報委員長賞

石油は世界のスーパー液体石油は世界のスーパー液体

福島県福島市立森合小学校 5年

戸田 涼斗

福島県福島市立森合小学校 5年

戸田 涼斗

「あれ?あそこに信号機あったよね?」
父が言った。向こうに見えるはずの信号機が見えない。それは、夜、家族で国道を車で直進している時の事だった。何だかいつもとは景色がちがって見えた。後になって、落雷による停電のせいだと知った。辺りは真っ暗で景色の中に何一つ明かりが見えなくて、とてもこわくて不安になってきた。信号機が動かなかったので交通が乱れ、歩道の街灯まで全ての明かりが消えてしまっていた。

「石油の無い世界ってこういう風なんだね。」と、母が言った。停電なのに石油?と、一瞬ぼくは思ったけれど、そうなのだ。石油の利用法で最も多いのが、ねん料として使う事だ。

石油はもえる。石油がもえると光と熱を出す。光は明かりに利用され、熱は電気にも姿を変える。火力発電所では、毎日石油をもやし、たく山の電気を作り明かりをともす。日本の全発電量の65%が火力発電なのだから、ねん料の石油が無くなると、たちまち電力不足になってしまう。ぼく達の身近なエネルギーの電気さえも、石油から作られている。

ぼくは石油について色々調べてみた。石油の歴史や石油をとりまく環境、原油の姿を変える蒸留の事、たく山の事が分かると同時におどろきの連続だった。様々な加工が行われて日用品からロケットまで、石油の利用は身の回りに広がっている。紙おむつや光ファイバーに使われている合成樹脂や高層ビルの窓に使われているアクリル樹脂、また、人工臓器や薬やカテーテル等、医療の世界や、テレビ、パソコンの画面に使われる液晶等、多くの分野で応用されている事にもおどろいた。人間が石油と出合ってから五千年。もえる石油から、化学の力で色々な物を生み出す石油へと、利用法も大きく変わってきている。

日本では「日本書記」に「もえる水」として記録されているのが最古の石油だ。石油消費量の99.6%を輸入にたよっている日本で、東北や北海道を中心に油田があり、残りの0.4%が生産されている。でも、それは日本の石油消費量の、たった一日分にしかならない。

石油のリサイクルとして、石油を精製する過程で発生する大量の硫黄に、灰や貝がら等をまぜてコンクリートを作る技術が進んでいる。これまでのコンクリートよりも酸に強いのが特ちょうだそうだ。石油が限られた資源である以上、こうして石油の副産物に目を向ける事も大事だと思う。

ぼくは、石油について調べれば調べるほど石油が無くなった時の事が不安になってきた。そんな日のために石油に代わるエネルギー資源の多様化が進んではきているが実用化されている物は、まだまだ少ない。エネルギー源としての代用品はあっても、原料として石油に代わる物は無い。だからこそ、ぼく達は限られた資源である石油を大切に使わなければならないと思う。

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