石油連盟ホームページへ

調べてみよう石油の活躍

調べてみよう石油の活躍

審査員特別賞

審査員特別賞

枯渇する石油――それぞれの役割り枯渇する石油――それぞれの役割り

神奈川県湘南白百合学園小学校 5年

野一色 遥花

神奈川県湘南白百合学園小学校 5年

野一色 遥花

「えっ。あったかーい。」
 米国カリフォルニア州南のサンディエゴの冬は日本の湘南地域の冬くらい寒くなる。数年前、その街の屋外ショッピングモールを歩いていたら、私の頭の上から温かい空気が流れて来てびっくりした。見上げると、柱の上の四角い箱が赤々と燃えている。「屋外ガスヒーター」。温かくなってホッとしたものの、「冬の屋外は寒いもの」と思っていた私には、とても不思議だった。隣にいた母が、
「外でヒーターはいらないよね。ガスの無駄遣いは止めた方がいいのに。」
と、少しおこっていた。

 このガスの原料となる石油。ヒーターの燃料となって私達を温めてくれるだけでなく、様々な形に姿を変え、生活を大変便利にしてくれている。プラスチック製品はもちろん、一見、木から作られている様に見える鉛筆や紙さえも、今や何らかの形で石油に頼って作られている。毎日のお弁当の中身だって、石油にお世話になって私の元にやってくる。

 ところが、「石油様々」の生活には、いくつもの問題があるらしい。

 化石燃料である石油は、地中深くで長い年月をかけて作られた地球からの贈り物。あと四十年程度で枯渇してしまうと聞いた事がある。また、石油を燃やした時に発生する酸化物質は、大気汚染や酸性雨の原因となり、同じく発生する二酸化炭素は、「地球温暖化」を引き起こすと言われている。

 大変だ。このまま石油を使い続けたら、人間にとっても地球にとっても一大事となる。でも、石油無しの私達の生活は、電池切れの時計の様に、先へ進まなくなってしまう。
 幸い、トウモロコシなどから作るバイオ燃料や、微細緑藻類が作り出す油が、石油に代わる燃料として研究されている。どちらも光合成をして二酸化炭素を吸収するので、温暖化対策にもなり、一石二鳥である。

 また、天候に左右されると言われてきた太陽電池も、身近な所で活躍を始めている。

 友達の住む北カリフォルニアの小さな町で、今年、信号機にソーラーパネルが付いた。大きなパネルが堂々と太陽の方を向いていた。
「大統領が代わって、アメリカも環境問題に取り組み出したんだな。」
と、超大国の目に見える変化に嬉しくなった。

 一方、帰国後、散歩の途中、道路工事標識におどろいた。ソーラーパネルが使われていたのだ。私の住む町でも太陽電池が活躍していると思うと、とても誇らしかった。政府、自治体、企業による努力のおかげである。
 次は私達の出番だ。車の代わりに足を使おう。暑ければ窓を開け、寒ければ体を動かそう。簡易包装にエコバッグ。地球に優しい生活は、健康にも家庭にも優しいらしい。

 タイムリミット四十年。石油が尽きてしまう前に、私達もそれぞれの役割りを果たそう。

石油の作文コンクールTOPへ