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調べてみよう石油の活躍

調べてみよう石油の活躍

審査員特別賞

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いま私たちができることいま私たちができること

神奈川県湘南白百合学園小学校 5年

杉本 希映

神奈川県湘南白百合学園小学校 5年

杉本 希映

「昔、このヒマワリの種をしぼって油を作ったことがあったなぁ。」
とセミの鳴き声がひびく夏の日、祖父は庭にさいている大きなヒマワリを見ながら私に言った。太平洋戦争が始まったころ、小学生だった祖父は学校でヒマワリの種や菜種をしぼって油を作る手伝いをしたそうだ。

「石油が不足していた当時の日本は植物油を何かの燃料に代用しようと考えていたのかもしれないね。でも、みんなでしぼってもいくらも採れなかったけれどね。」
と汗をふきながら祖父はなつかしそうに話した。当時はまだ石炭が燃料の主だったけれど石油も国にとって大切なエネルギー源になっていたと祖父は教えてくれた。

 石油がそれほど大切なものだと考えたことがなかった私は、家に帰ってから母に、
「石油がないと世の中は大変なの?」
とたずねた。

「あなたが着ている服、家具、プラスチックの文ぼう具やおもちゃも石油が原材料になっているのよ。」と母が教えてくれた。

 ガソリン、灯油、ジェット機燃料以外に石油を原料をしたせんい、ゴム、プラスチック製品がつくられていることを私は初めて知った。家の中を見回しただけでも石油の原料でできている日常品がたくさんあったことに私はおどろいた。そして、毎日のように車に乗るし、この夏は、飛行機に乗って旅行もした。石油は社会にも深く関わり、生活の中でも本当に身近なそんざいだ。

 でも、われわれ日本人や先進国の人達は石油によって生活がとても便利になっているけれど、世界中の人達が平等に利用できているわけではない。世界中の人達が豊かな生活ができるようになるまで石油という資源を節約していかなければならないと思った。

 日本では、ほとんど石油がとれないので、中東などから輸入しているニュースを観た。石油を大きなタンカーで日本まで運ぶ人達やタンクローリーで燃料を街のガソリンスタンドにとどける人達も大変な仕事だ。

 石油の大切さを深く考えれば考えるほど、現代に生きる私は便利な生活を送っているのに、祖父が私と同じ小学生だったころは、資源不足のために小さい手でヒマワリの種や菜種を一生けん命しぼって油を作ったことを思うとむねがしめつけられる気持ちになった。いつか私も子どもや孫に限りある地球の資源について、きちんと伝えていかなければいけないし、今から資源を節約していかなければいけないと思った。

 日本は現在、海洋油田開発をしているが、日本の技術力で未来に残せるエネルギーを開発してほしいと願うし、私たち未来の大人も資源に寿命があることを考え、先進国がまねいている地球環境の悪化を防ぐ努力を一人一人が考えていかなければいけないと思った。

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