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調べてみよう石油の活躍

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審査員特別賞

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石油の一滴は血の一滴石油の一滴は血の一滴

青森県八戸市立江陽小学校 6年

慶長 ひな子

青森県八戸市立江陽小学校 6年

慶長 ひな子

 ここは、むつ小川原国家石油備蓄基地です。五十一基の二列に並んだ貯蔵タンクが、景色を独り占めしています。
「わっ、でっけえ。すごい迫力だね。」
「これでも、日本で使う一週間分しかないんだって。」
という母の言葉を、私はとても信じられませんでした。石油は、車や船、飛行機などを動かす動力源として、ストーブやガスなどの熱源として利用されています。それだけではありません。プラスチックやタイヤ、洗剤などの原料にもなっているのです。展示物を見ながら
「いろいろなことに使われているんだね。石油ってすごいね。」
と、祖母はおどろいていました。石油は、様々な姿に変身して、私たちの生活を豊かにしているのです。

 この前、薪バスに乗りました。後ろに大きなカマ(ガス発生装置)を背負い、ガソリンの代用に薪をたいて走るバスです。石油が、戦争のために手に入りにくくなり、このバスを走らせたそうです。一緒に乗った祖父が、
「この時代に、ガソリンの一滴は血の一滴という標語があったんだぞ。」
と教えてくれました。酸素や栄養を運ぶ血液は、人間が生きていくために欠くことができません。この時代、ガソリンも血液と同じくらい貴重だったのでしょう。だから、罪もない人々を傷つけ、憎しみや悲しみ、そして絶望しか残さない戦争のために、地球からの贈り物である石油を絶対使ってはいけないと思いました。人間は、傷をつければみな同じ赤い血が流れる仲間なのです。

 今、日本で一日一人当たり六.四リットルもの石油を使っています。でも、日本では、石油がほとんど取れず、輸入にたよっています。二十日間かけて、主に中東から、一万二千キロも旅して日本に運ばれて来るのです。しかも、石油は、あと四十年くらいで無くなると言われています。私は、快適で便利な生活を支えている石油を、節約して大切に使っていかなければと強く思いました。

「冷蔵庫に、物詰め込みすぎだよ。電気代かかるよ。電気も石油を使っているんだから。」
と私。車を運転する父に、
「窓を開ければ涼しいよ。冷房はガソリンの無駄だよ。」
と妹。祖母は、コンクリートに風呂の残り水をまきスダレを下げて涼しくしています。母は、洗濯をまとめ洗いし、電気代と水道代を節約しています。一人一人ができることは、小さなことかもわかりません。でも、チリも積もれば山となる、です。みんなで石油を節約するために、暮らしを見直し無駄をなくすことが必要だと思います。我が家では、今、「石油の一滴は血の一滴」が節約の合い言葉になっています。

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