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調べてみよう石油の活躍

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最優秀作品賞

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文部科学大臣賞 石油連盟会長賞

石油の未来石油の未来

神奈川県湘南白百合学園小学校 5年

北 真凜

神奈川県湘南白百合学園小学校 5年

北 真凜

ノアの箱船やモーゼを流したアシのゆりかごは、地上にしみ出た石油「アスファルト」で防水をしていた。古代エジプトのミイラを包む防ふざいや石像の接着ざい、きず口にぬる薬としても石油は利用されてきた。

大昔から利用されていた石油が、エネルギーの主役になったのは、それからずいぶんたったつい最近のこと。日本でそれまで主役だった石炭を追いこしたのは、千九百六十一年の時だ。

北海道出身の父が子供のころ暖房は石炭ストーブだった。こおりそうな寒い冬の朝、早く起きて、毎日毎日たきつけで石炭に火をつけた。石炭庫から石炭を運ぶ、燃えカスを捨てに行く、それが日に何度もくり返される。えんとつ掃除も時々したという。父が小学校四年生ごろ、家に石油ストーブがきた。マッチ一本で火がつくし、燃えカスも出ないし、本当に楽になったという。家にカラーテレビが来た時よりもっとうれしかったらしい。

ガソリンの価格があっという間に高くなりパニックになったのは昨年のこと。石油不足になったらどうなるのか、石油が私たちの生活にいかに重要なのか思い知らされた。

このままでは、三十年から四十年で石油がなくなってしまう。そう言われていた時もあった。しかし今では、省エネで石油の消費がへり、油田、そのものも開発技術が発達し、石油がなくなるまでの時間も、逆に長くなっているという。さらに、原子力発電、太陽光発電、地熱発電、燃料電池など、石油にかわる色々なエネルギーも開発されてきた。様々な人々の努力で、石油がなくなるまでの時間がとてものびたのは事実だ。しかし、そこで重要なのは、それでも、いつか石油はなくなるということだ。石油に比べれば、まだまだ力不足の新しいエネルギーを改良するための時間をもらったにすぎない。

日本は、世界的にもエネルギーを大量に使う、エネルギーのほとんどを輸入にたよっている国だ。そんな日本は省エネルギーや新しいエネルギーの技術で世界をリードしていくべきだ。私たち一人一人も、世界の手本となるように石油やエネルギーの大切さを自覚し節約につとめるべきだと思う。

世界で最も重要なエネルギー、石油。たくさんの分野で世界を変えたまほうの油。それでも出番は段々と小さくなっていくかもしれない。しかしそれは、石油の価値がなくなることではなく、石油の特ちょうをもっといかす、石油にしかできない役わりが大きくなっていくことなのではないかと思う。石油の重要さは決して変わることはない。

油田の開発の物語は、お金もうけを追い求めた物語だったかもしれない。しかし今、石油やエネルギーに関係する様々な課題について、世界が協力し合うことやがまんすることなど人間の本当のかしこさが試されている。

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