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調べてみよう石油の活躍

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最優秀作品賞

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文部科学大臣賞 石油連盟会長賞

ストップ・ヒートアイランドストップ・ヒートアイランド

鹿児島県 鹿児島市立吉野小学校 6年

木田 夕菜

鹿児島県 鹿児島市立吉野小学校 6年

木田 夕菜

「お父さん、あの白いタンク何。」

ドライブの途中、喜入に差しかかった頃、私は大きなタンクがいくつも並ぶ場所で父にたずねた。

「あれは石油の備ちく基地だよ。鹿児島県には、他にも志布志や串木野にもあるんだよ。」

日本は石油の九九.七%を外国から輸入している。国内にほとんど油田がないからだ。それなのに、石油の使用量はアメリカ・中国についで第三位となっている。つまり、何かの理由で輸入がストップすれば、車の燃料や化学製品、電力の発電用として多様に使われている日本では、あらゆる面で人々の生活がストップしてしまうことになる。

しかし、石油備ちく基地が三か所もあるこの鹿児島なのに、石油に対する意識はとてもうすい気がする。私も友達も喜入にある施設が何なのか、社会科の見学に行くまで、ほとんど知らなかったのだから。

市内の中心部には市電が走っている。この軌道敷内に今、芝生が植えられている。青々として、都市熱で周りの市町村よりも気温が高い鹿児島市の夏を少しでも涼しく感じさせてくれている。しかし、これは他にも大きな効果があるそうなのだ。私は市役所に行き、公園緑化課の方にお会いして聞いた。軌道敷内を緑化することで、アスファルトやコンクリート舗装の部分と比べて表面温度が三十度も違うそうだ。これにより市街地の温度を下げる効果があるのだ。市ではそれだけではなく、建物の屋上緑化に補助金制度を作って支援しているのだそうだ。私は今度は市内のデパートに出かけていって聞いた。屋上緑化をしたことで、今まで一番暑かった屋上下の階が、最も温度が低くなり、冷房費が五万円も安くなったのだそうだ。市や企業も都市のヒートアイランド現象を抑えるために様々な取り組みをしているのだ。市電を動かしたり、冷房のエアコンを動かしているのは電気である。そしてその電気の発電の四割近くを石油や石炭を燃料とする火力発電に頼っている。都市の温度を下げる努力をすることは、私たちにとって大切な石油を大切に使うことにつながっている。

私は、私にもできることを何かしたくなった。そこで以前に参加した打ち水大作戦のことを思い出し、駐車場のアスファルトにお風呂の残り水をまいて地面の表面温度を測ってみた。すると、何と三度も温度が下がったのだ。そして、駐車場からひんやりした風が部屋の窓に吹き込んできたのだ。

町を涼しく快適に、そして私たちの生活と深く関わり、欠かせない大事なパートナーである石油をずっと大切に使い続けていくために、だれか任せではなく、一人一人が今できることから始めなくてはならない。町に緑がはえ、きれいな空気を思い切り吸える、そんな町にしたいと思うのです。

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