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調べてみよう石油の活躍

調べてみよう石油の活躍

優秀作品賞

優秀作品賞
全国小学校社会科研究協議会副会長賞

食物と石油の意外な関係食物と石油の意外な関係

北海道 函館市立中島小学校 6年

三浦 舞子

北海道 函館市立中島小学校 6年

三浦 舞子

北海道の夏といえば、トウモロコシ。もぎたてのトウモロコシは甘くておいしい。このトウモロコシが今、世界で話題となっている。

今年、十七年ぶりにマヨネーズが値上げされた。驚くことに、石油の高騰が関連しているというのだ。石油と食物が関係しているなんて・・・・・・。私は疑問に思い、調べることにした。

調べてみると、マヨネーズと石油を結びつけるものは、バイオエタノールだった。バイオエタノールとは、サトウキビやトウモロコシなどから作られる植物性のエタノールのことだ。枯渇目前の石油に代わるエネルギーとして、脚光を浴びている。

ガソリンの代替燃料として、バイオエタノールの需要が世界的に増えている。その原料であるサトウキビやトウモロコシは、価格が値上がりし、農家は大豆の栽培を止め、高値で売れるトウモロコシなどに転作した。結果、大豆が品薄となり、マヨネーズの原料である食用油が高騰してしまったのだ。またブラジルでは、多くのオレンジ畑がサトウキビ畑に変えられた。しかも、ハリケーンによるアメリカフロリダ州でのオレンジの不作が重なり、ジュースまでもが、値を上げることとなった。

それだけではない。ブラジルでは、粗糖とエタノールを同じ工場で作り分けている。エタノールの生産量を増やすことは、粗糖の減産を招き、砂糖の価格上昇の原因となった。意外なことに、石油高騰は私の大好きなおやつを始め、私達の食生活に直結していたのだ。

植物から作られるバイオエタノールは、地球に優しい。植物は光合成をする際に、二酸化炭素を吸収する。だから燃やしても、二酸化炭素排出量はゼロとみなせるのだ。日本も二〇一〇年までに、原油五十万キロリットル相当をバイオエタノールなどの燃料にすると、目標を定めている。その一歩として、今年の四月から、エタノールを三%混ぜたバイオガソリンの販売を、首都圏の給油所で始めた。

私は、限りある石油を有効に使うため、そして環境に配慮するために、バイオエタノールを利用することは大切だと思う。しかし、そのせいで私達の食が脅かされるのは、本末転倒だ。いくら燃料があっても、生きていけなければ何にもならないのだ。また、サトウキビの作付面積を増やすために、アマゾンの森林を伐採することは、むしろ環境破壊だ。私達はエタノールの生産を、食品だけでなく、建築廃材や、食品廃棄物を活用していく道も探る必要があるのだ。

地球温暖化の環境問題、世界人口増加による食料問題、これらは単独に存在しているのではなく、複雑に絡み合い、連鎖している。私達は、石油によってもたらされた、この豊かな生活を捨てることは出来ない。それならば、食料と燃料が競合することなく、しかも自然への負荷が少ないクリーンエネルギーの開発、利用を真剣に考えるべきだ。私達の子孫に輝かしい未来を残すために。

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