私の住んでいる茨城県は、納豆の生産日本一の県だ。私の家族も、毎朝、納豆を食べている。この納豆を作る会社が、今、大変なことになっている。原因は、石油の値上がりだ。
原料の大豆を煮るための燃料、発泡スチロールの容器、原料や製品を運ぶ自動車のガソリン、すべて石油から作られるものばかり。納豆を作るのにかかる費用は増える一方だが、値段を高くすれば売れなくなるかもしれない。やむなく、一パック当たりの納豆の量を減らすメーカーも出てきたそうだ。
石油の値上がりで困っているのは、納豆会社ばかりではない。新聞には、銭湯、ティッシュペーパー、船や航空機の運賃などの値上げの記事が載るようになった。消しゴム、下敷き、洋服、洗剤、テレビ、パソコン、ゲーム機、ペットボトル・・・。考えてみると、私の周りは石油製品ばかり。これらすべてが値上がりしてしまうのだろうか・・・。
「また高くなっている!」
最近ガソリンスタンドに行くたびに、母が口にする言葉だ。でも父から、二十年ほど前は、もっとガソリンが高かったという話を聞いた。
日本は石油の90%近くを中東の国々から輸入している。約30年前、中東で戦争が起こったため、国内に石油が入ってこなくなり、トイレットペーパーなど生活に必要な品物が不足し、値上がりした。この石油危機から十数年間は、ガソリンの値段も高く、ガソリンスタンドは日曜日が休みで、とても不便だったらしい。この経験から、日本では石油をできるだけ節約するようになり、現在では百七十日分もの石油が備蓄されるようになった。
私たちの生活に欠かせない石油。しかし、この石油が、現在の油田にはあと四十年分しか残っていないという。そんな限りある資源を守るために、私は、リデュース・リユース・リサイクルの「3R」をおすすめしたい。
リデュースはゴミのでない製品を作ること。ムダな包装で、大切な石油製品がゴミになるのを防ごう。発電で出る熱をムダなく利用するコージェネーレーションシステムや、硫黄分をほとんど無くしたサルファーフリーガソリンも見事なリデュースだ。
リユースは再利用すること。紙容器やペットボトルではなく、ガラスのビンのような洗って使えるものを利用しよう。使わなくなった物も人にあげるなどするといい。
リサイクルは再生利用すること。プラスチック、発泡スチロール、ペットボトルなどの石油製品は大切な再生資源、ゴミにしないで。
現在私たちが恵まれた生活を送れるのは、石油のおかげだ。安くておいしい納豆も、石油あってのものだ。石油を末永く大切に使うこと、これが私たちの使命だと思う。毎朝、安心して納豆が食べられるように、3Rを実行して、石油の節約に励もう。
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