優秀作品賞 石油連盟広報委員長賞

石油に学ぶ


宮崎県 宮崎市立西池小学校 六年
 清水 佳奈

 「石油の値段が上がると、砂糖も値上がりだわ。」と、買い物から帰ってきた母がこんなことを言っていた。最近、石油の価格が上昇しているということは知っていたが、なぜ砂糖の値段も上がったのだろうか。早速調べてみると、意外な事がわかった。

 砂糖の原料は主にさとうきびで、さとうきびからは砂糖の他に、車の燃料になる「バイオエタノール」も生産されている。さとうきび生産量世界第一位のブラジルでは、バイオエタノールとガソリンの混合燃料を使って走る「フレックス車」が多く使用されており、ガソリン価格の上昇の影響で、安いバイオエタノールの生産が増えている。さとうきびから砂糖をつくるよりも、バイオエタノールをつくった方が得られる利益が大きいので、砂糖の生産量が減り、その結果、砂糖の価格が値上がりしてしまったそうだ。

 一見無関係のように見える石油と砂糖だが、互いに深く関わりあっているということを知り、とてもおどろいた。

 他にも、毎日食べている野菜や魚などにも石油が深く関わりあっていることを知った。
例えば、農作物のハウス内の温度調節の機械や農機具にも石油が使われており、漁船の燃料や照明にも石油が必要である。このように、石油は私達の生活に欠かせないものだ。

 石油は、何万年も前の生物の化石が地中深くで炭素水素化した貴重な資源であり、その埋蔵量には限りがある。しかし、人類が石油を使いすぎてしまったため、石油の寿命はあと四十〜五十年だといわれている。このままの状況が続けば、次の世代には石油がなくなり、石油に支えられている私達の生活は大変なことになるだろう。
 近年、石油の寿命を少しでものばすために、ペットボトルや食品トレー等のプラスチック製品のリサイクルや、石油以外のエネルギー利用が進められている。これは、限りある資源を有効に利用するためにはとても大切なことだが、私自身ができるもっと身近なことはないだろうか。

 私は、百円ショップをよく利用するが、百円という安さに引かれ、つい必要ないものまで買ってしまい、すぐに捨ててしまうこともある。しかし、商品のほとんどがどこかで石油と結びついており、物を無だ使いすることは、石油を無だ使いすることと同じだということに気が付いた。

 私が石油のためにできる最善のことは「物を大切にする」ということだ。ささいなことかもしれないが、たくさんの人が実行すれば資源を守る大きな力となるはずだ。
「四十年後に石油はあるのだろうか。」今は少し不安だ。けれど私は、みんなの努力で石油のある明るい未来が待っていると信じている。






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