優秀作品賞 石油連盟広報委員長賞

大切な石油と豊かな未来のために


埼玉県 白岡町立白岡東小学校 六年
 杉浦 和佳

 8月の初めに、家族で伊豆にキャンプへ行った時、父が珍しく高速道路のガソリンスタンドで給油した。そういえば、高速のスタンドの方が安いので長い車の列ができていると、テレビのニュースでもやっていた。このところ、ガソリンは高くなる一方らしい。

 ガソリンは石油からできている。つまり、ガソリンが高くなるという事は、原油価格が上昇しているという事だ。

「えっ。原油価格が上昇しているって、どういう事?」
そう思って私は、調べてみる事にした。

 原油価格の上昇には、大きく分けて2つの理由がある事が分かった。1つは、石油が将来的にも高くなると考えている人達が買い占めをしている事。買い占めが起こるのは、石油が限りある資源だからだ。その限りある資源の『石油』を少しでも長く使うために、科学技術立国の日本は、燃料電池やバイオマス発電など、新エネルギーの開発にも取り組んでいる。それに、オイルサンドやオイルシェールなどの開発が進むと、それらを含む石油の埋蔵量は約240年分ものびる。そうすれば原油価格も安定するかもしれないし、石油の産出国をとりまく紛争もいつかなくなるだろう。

 2つ目の理由は、最近急速に発展してきた中国やインドが、石油を大量に使っているからだ。過去2度のオイルショックで省エネの技術が進んでいる日本は、中国やインドにその技術を伝える事ができる。これは地球にとっての大切な仕事だ。

『石油』の問題点は価格の上昇だけではない。「地球温暖化」は、世界的にも対策が遅れている大きな問題だ。温暖化による海水温の上昇で、海からの蒸発量が増大し、各地でハリケーンなどの暴風雨が多く発生、逆に砂漠では干ばつが起こっている。私は、去年の自由研究でCO2の排出量の関係を調べるために、『節約の日』を作った。使っていない電化製品の電源をぬく、夜、クーラーはつけず氷枕を使うなど、簡単な事をするだけで、1日に1s以上の排出量を減らす事ができた。私の住んでいる町は約一万六千世帯の人が住んでいるから、全世帯がやれば1日に16tものCO2の排出量を減らせるのだ。日本は温暖化防止のために、自然エネルギーの開発にも取り組んでいる。太陽光、波力、地熱、風力などによる発電だ。日本の風力発電の風車は、二〇〇四年度で九二四基だがヨーロッパなどに比べればまだまだ少ない。


 私は今年の夏休み自由研究で、ペットボトル風車で豆電球をつけるという風力発電を行った。ところが、風力をより受けるようにペットボトルを1.5Lの大きさにしても、豆電球より少ない電流でつくLEDすらつけられない。10回くらい失敗と改善をくり返し、モーターを替えてやっとつける事ができた。自然からエネルギーを取り出すのは大変だった。

スイッチを押すだけで電気がつくなんて、石油の素晴らしさと大切さを改めて実感した。
 こんな便利な、限りある資源の石油だからこそ、大切に使わなければならない。私は、石油を少しでも長く使い続けるために、未来のために、身近な事からの取り組みを続けていきたい。





Copyright(C)2006 Petroleum Association of Japan. All Rights reserved.