審査員特別賞

地球人にとってかけがえのない石油


東京都 青梅市立吹上小学校 6年
高橋智美

 「石油をたくさん使うと、地球温暖化につながります。」
 授業中にこの言葉を聞いた時、私は本当に驚いてしまいました。ペットボトルをつくり出す石油。ガソリンのもととなる石油。いいことばかりの石油が、環境問題とも関連していることを知り、石油のことをもっと調べてみたくなりました。
 最初に、石油は世界のどこでよくとれるのか知りたくなりました。家の人に、「日本で石油はどれ位とれるの?」 と聞くと、「ほんのちょっとだよ。だからたくさん輸入しているの。」 と言われました。
 そこで調べてみると、サウジアラビアなどの国がある中東地域で、たくさんとれることがわかりました。世界で年間約39・5億klとれるうちの30%、つまりだいたい12億klも、中東地域でとれています。日本は、世界の中でサウジアラビアやアラブ首長国連邦からたくさんの石油を輸入しています。その量はなんと、2つの国で約12万l、日本の輸入量のおよそ半分です。その他、日本が輸入している国が、イランやカタールなどで、これもほとんど中東地域であることに驚きました。
 調べていくうちに、昔テレビでアラビア石油を特集していたことを思い出しました。何度も地図を書き直したりして苦労した結果、海底油田から石油をほり出した時の若者たちの顔。うれしくてしかたがなさそうな笑顔でした。それを見て私は、「石油はとても貴重なものなんだ」と思いました。
 また、石油はダイヤモンドと同じくらい、価値のあるものです。石油が世界からなくなってしまったらどうすればいいのでしょうか。日本が石油を輸入できなくなってしまったらどうするのでしょうか。日本では、1970年代に2回も石油危機が起こりました。急激に石油の値段が上がってしまったのです。トイレットペーパーの値段が急激に上がり、あまり売られなくなってしまったそうです。売られた時には、大勢の人たちがケンカのように買いました。お父さんは、「トイレットペーパーは、決まった曜日に一人一点しか買えなかった。家族全員で並ばされて買ったよ。」 と話していました。今、日本では、国や会社が165日分の石油を備蓄しています。しかし、一番大切なことは、石油の使用料を抑えることではないでしょうか。そうすれば、石油を長持ちさせることができるうえ、少しずつでも地球温暖化を防ぐことができます。ツバルやキリバスの島国は、もう少しで海の中に埋まってしまいそうです。世界はもう、ここまでおいやられているのです。
 私たちにできることもたくさんあります。あまり暗くない時には電気を消したり、できるだけ車に乗らずにバスを使ったりすれば、石油のむだ使いを防ぐことができます。シャンプーやボディーソープはできるだけつめ替え用を使えば、入れ物を作る分の石油を使わなくて済みます。また、エアコンはあまり使わず、寒い時にはストーブ、暑い時にはせん風機を使います。身近なことから努力すれば、石油の使用量を抑えることができると思います。
 これからの社会で必要とされることは何でしょうか。私は、限りある石油を有効に使い、かけがえのない地球を守り育てていくことだと思います。そのためには、地球人一人一人が、「自分は地球の未来をせおっているんだ」という意識をもって生活しなければなりません。これは、私たち地球人一人一人に与えられた課題なのです。
 地球からのおくり物石油を大切に使いましょう。




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