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| 兵庫県 姫路市立青山小学校 5年 |
津
舞香 |
我が家では一日一時間、タイムスリップします。それは一冊の本から始まりました。母が買った雑誌の中に『ローハス』という聞きなれない言葉がありました。これはスロー&エコライフの意味があるらしく、ローハスをより深く親しみたいならと、『大江戸生活体験事情』という本が紹介されてありました。
早速、本を手にした私は、江戸の生活を知る事になったが、おどろいた事に、この時代にすでに石油が使われていたという事です。もちろん車やストーブではなく、『行灯』です。この本の中には不定時法の進めというのがあって今の様に時間が定められてなく、外が明るくなれば起き、暗くなれば寝る、そうしないと日が沈めば家の中は真っ暗になり、電気はないのだから作業がしにくくなるからです。行灯に興味を持った私は、その頃、百万人キャンドルナイトが実施される事もあって、行灯の代わりにローソクで一時間過ごす事にしました。最初の三、四日は珍しいので楽しく感じましたが、一週間も過ぎると不便さを感じます。食事をしたり、本を読んだり、字を書いた時にはローソクの取り合いになります。『早起きは三文の得』という言葉もここから来た事がよく分かりました。江戸の庶民にとって石油は高価な物で、早起きして仕事を済ませ早く寝ないと行灯の油がいったからです。
私はローソクでの一時間が過ぎると急いで電気をつけます。そしてほっとした様に電気の快適さを感じていました。しかし、電気を発電するのに使われる燃料の石油は限りある資源といわれています。その上、電気だけでなく生活品のほとんどに石油は使われていて、なくてはならない物なのです。でも現在と同じ様に使い続ければ約四十年程でなくなると言われています。そうなると便利で快適な中で生きて来た私達は、たちまち途方にくれる事になります。昔はご飯を炊くのに知識はいったけどエネルギーはいらなかったと言います。知識がエネルギーの代わりをしていたからです。その分、時間はかかります。でも資源が乏しい国として対策を考えるなら、時間はかかってもエネルギーは使わない、例えば、車に乗らず少し早く出て歩いて行くとか、洗たく機を使わず手で洗ってみるとか、ほんの少し生活を変えるだけで、石油を見守る事が出来るのではないでしょうか。そう思うと、やはりキャンドルナイトを止める訳にはいきません。限りある資源を大切にし、ローハスに過ごす事が石油にとっても人間にとっても理想の環境ではないかと思いました。自分達で造る未来に向って、今出来る事から始めようと私はそう心に決めました。
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